この作品は、日本語学校で教師をしている海野凪子先生と外国人生徒たちの日常を描いたマンガ調のエッセイです。
エッセイの中では、凪子先生に日本語の質問をする外国人生徒たちの様子が面白おかしく描かれているのですが、「初めて日本語を学ぶと、そういうことが気になるんだ」という驚きがたくさんありました。
また、日本語学校の授業のなかでは、私たちが毎日何気なく使っている日本語の由来や正しい使い方、時代による変化などが漫画で分かりやすく解説されているので非常にためになります!
作品に登場する外国人生徒たちのキャラの強さも魅力です。
任侠映画マニアのフランス人マダムやルパンが大好きなアメリカ人、自国との漢字の違いに苦戦する中国人など、様々なバックグラウンドをもつ生徒が揃っており、日本語学校のにぎやかさが伝わってきます。
そんな彼らの会話を聞いていると、それぞれの文化の違いが見えてきて面白い!!
国が変わればジェスチャーの意味が変わったり、お見舞いのルールやマナーが違ったり、子供が描く太陽の色が違ったりするなど、聞いたことがない文化が沢山ありました。
私たち日本人も知らなかった日本語の一面を教えてくれるだけではなく、日本の文化について見つめ直せる本です。
感情タグBEST3
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凪子先生とイラストレーターの蛇蔵さんが海外の日本語学校を巡る旅に出た時の記録。
私が想像している以上に日本は海外で愛されているのだと感じた。日本社会にはびこる自虐史観のせいで、本当の日本の姿は外国の方の方がよく見えているのかもしれない。
日本人でもなかなか読まない『養生訓』をテキストに使っている日本語学校もあってびっくり。
ドイツ人がそれほどソーセージを食べないというのも初めて知った。ビールのお代わりは無料というのはさすがだと思った。
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とうとう日本を飛び出して海外編。海外旅行に興味はあるが、いかんせん怖いイメージばかり先行していた自分の考え方を少し変えてくれた本。他国にも特色のある文化があり、他の国の文化について学ぶ人もいる。行ってみないとわからないことも多いだろう。いつか行ってみたい。あと砂糖入りの緑茶の衝撃は多分忘れない。行ったら絶対買う。
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どうも1~3は、日本にある外国人向きの日本語学校の話らしいが、4はそこの日本語教師の海野凪子さんと漫画家の蛇蔵さんがヨーロッパの日本語教室(大学、高校など)を巡るというもの。フランス、ベルギー、ドイツ、イギリス、オーストリア、チェコ、スイスなどで、日本語を学ぶ学生たちと交流するなかでの、彼らの愉快な勘違いや言い間違いに腹を抱えて笑ってしまうが、いや待てよ、結構難しい日本語をすごく頑張ってマスターしてるよなと感心してしまう。日本語を学ぶ動機が、日本の文化への関心から入っていて、その多くが漫画や若者のファッション、アイドルなどなので、へぇーと思ってしまう。なんか日本への愛が感じられて、嬉しい気分になる。1~3も読んでみたい。5から後も出ているのかな。
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日本語とても上手な人、案外多いな(;´∀`)そして日本の何かを好き過ぎる人って熱い!好きのパワーすごい!でも自分より詳し過ぎる相手に質問されても絶対答えられない!オーストリア、カンガルーはいませんの看板見たいわ〜。バスで寝てる犬にも会いたい♥
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ヨーロッパのいろんな国で日本語勉強してる人たちを回った編。それぞれ日本語だったり日本の文化を、いい具合に自分に合わせて取り入れてる感じが垣間見れて楽しい。
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海外の日本語学校を巡るって、
どっかの番組みたいなのですが~?
日本語薀蓄の他、なるほど外国な薀蓄も楽しかった。
いや、ためになりました。
“オーストラリア”と“オーストリア”の違い、
初めて知りましたよ~。
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読んだかも知れないと読み進めたが~フランスで,ベルギーで,ドイツで,イギリスで,オーストリアで,チェコで,スイスで日本語を学ぶ人々の面白話~読んでいなかったらしい
Posted by ブクログ
海外のことを知るのはとても好き。
それは、日本の「当たり前」が当たり前でなくなり、理由を知れるからかもしれない。それが伝統だからと押しつける考えは好きではない。
海外の人が日本の文化を気に入ってくれるのも嬉しい。
Posted by ブクログ
マンガでさらっと安定の読みやすさ。
外国で日本語を学ぶ人たち、とその先生。
ベルギーのゲント大学で貝原益軒の養生訓を原文をテキストに東洋医学と西洋医学の違いにも言及する授業。
ベルギーの大学すげー。
養生訓って名前は覚えてるけど内容一切知らないヨ!
あとチェコスロバキアがチェコとスロバキアという別の国になっていたこと。それも1993年に‼︎
各国ちょっとずつで、浅く終わっちゃってるから、もっと深く書いてったが面白いと思う。