【感想・ネタバレ】菅原幻斎怪異事件控のレビュー

あらすじ

天保の世、祈祷を生業とする幻斎は、菅原道真の裔として、数奇な血脈を享け継ぐ。川面に気配を見てとると、今日も依頼が。とある旅篭を訪ねた幻斎。夜半、首に縄かけ縊死そのままの女がぼうと浮かび…。平岩弓枝氏絶賛、傑作怪異譚五篇。

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Posted by ブクログ

いわゆる陰陽師物。ただし時代は江戸時代。江戸の郊外に住んでいる菅原道真の子孫(!)が主人公の幻想怪奇時代劇です。かっこいい術を駆使したり怪しげな法具を使ったりという、陰陽師につきものの派手な立ち回りはありません。この人、ただ幽霊が現れる気配を読み取ることができるのが唯一の取り柄でして、幽霊を怖がらないので幽霊の手助けしてみたりっていうか。スタンスとしては漫画の「百鬼夜行抄」に近いものがあるかも。絶対オススメ、ってほどじゃありませんが、読後感は悪くなかったので続き出るなら買ってもいいかなあ、と思ってます。

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2009年10月04日

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