【感想・ネタバレ】中途半端な密室のレビュー

あらすじ

テニスコートで、ナイフで刺された男の死体が発見された。コートには内側から鍵が掛かり、周囲には高さ4メートルの金網が。犯人が内側から鍵をかけ、わざわざ金網をよじのぼって逃げた!? そんなバカな(^_^; 不可解な事件の真相を、名探偵・十川一人(とがわかずひと)が鮮やかに解明する(表題作)。謎解きの楽しさとゆる~いユーモアがたっぷり詰め込まれた、デビュー作を含む初期傑作5編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編作品集。
小学6年生の頃、初恋の人がミステリーに興味があることから購読した。
暗闇のテニスコートのネットに引っかかって死んだ犯人、雪で撓った竹で自殺し融雪と共に10m程の場所まで上った老婆、有馬記念によるアリバイを語るも友人に録画用を見せられていたことが発覚する話等、自分の記憶力を考慮するとかなり記憶に色濃く残っている作品。全部のトリックがとにかく面白かった。はず。

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2023年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほんとによみやすいなぁと思いながら読みました。
仕掛けが壮大なものもありますが、個人的にびっくりしたのが竹のお話です。
慌ててそのあと、検索しました。
本当に竹はU字の逆みたいに曲がるのですね!!

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東川篤哉の初期短編五本収録。原点。詳しいことは解説を読めば分かる。確かに「十年の密室・十分の消失」は終わり方(真相)も含め「謎ディ」っぽい。「竹と死体と」のメタな語りは烏賊川市シリーズにも通ずる。短い時間にさらっと読むのに丁度いい。センスのある会話と言ってよいのか、探偵たちのユーモラスな会話を楽しめる一冊。敏ちゃん&ミキオコンビにまた会いたい。

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2023年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初期の頃の作品ってことで、ユーモアは成長途中といったところ。むしろ王道のミステリーっぽい(笑)

ただ視点は相変わらず独特でそれだけでも十分価値がある。

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2020年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「謎解きはディナーのあとで」で大ブレイクした東川篤哉のデビュー作などを収録した短編集。いわゆる便乗商法っぽい位置づけだが,収録されている短編はいずれも東川篤哉っぽいユーモアに溢れた軽い作品ばかり。
5本の短編が収録されているが,総ページ数は222ページとかなり薄め。収録作品のうち4作は,大学生の敏ちゃんとミキオコンビの作品であり,表題作1作だけが,名探偵十川一人もので,収録作品にも一貫性がなく,収録作品全編を通じた謎のような仕掛けもなし。やはり,「今なら売れる。とにかく出せ!」というような感じで出版された感は否めない。
収録作品の中では,南の島の殺人が白眉。謎の南の島「S島」で起こった殺人事件の真相を手紙だけで推理する安楽椅子探偵モノだが,S島の正体が桜島で,雨ではなく火山灰が降っていたけど,火山灰を防ぐために傘をさすという風習をしらなかったことなどが決めてとなり,探偵役の敏ちゃんが真相を暴くというトリック。いやはやこの脱力感がたまらない。
バカミスというより至って軽めなユーモアミステリだが,文章は読みやすく,寝る前や通勤電車で読むにはもってこい。傑作とまでは言えないけど,★3の評価は十分さしあげられます。

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2015年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

足跡に対する配慮がなあ。
木の弾性、とでも言うのかあれのビヨーンは「学ばない~」でも使われた。
その原型なのかな。

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2013年04月11日

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