【感想・ネタバレ】四重奏のレビュー

あらすじ

チェリストの黛由佳が放火事件に巻き込まれて死んだ。由佳の自由奔放な演奏に魅了され、彼女への思いを秘めていたチェリストの坂下英紀は、火神の異名をもつ孤高のチェリスト鵜崎顕に傾倒し、「鵜崎四重奏団」で活動していた彼女の突然の死にショックを受ける。由佳の死に不審を感じた英紀は鵜崎に近づき、死の真相を知ろうとする。音楽に携わる人間たちの夢と才能と挫折、演奏家たちの〈解釈〉と〈物語〉に迫る、長編ミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

テクニックがあればいくらでも名演を模倣でき、コラージュしてそこに演技を足せば、観客の感情は自分の思う通りにコントロールできるというのは本当なんだろう。
音楽好きだが、これまで音楽のなにを聴いてきたのか、改めて考えさせられた。

オチは???だった。
鵜崎の作曲した幻の曲を、英紀はビデオから採譜したの?でも文中には「こうして弾くまで、聴いたことのない曲だった」って書いてあるよね?その点が猛烈に気になって、読後感はモヤモヤ。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

音楽ミステリー
解釈やら錯覚やら、音楽よりも心理学重視の内容で、音楽の聞こえてくる物語ではないが、解決と希望の光が見える。

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2024年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリとしては小粒だけど、芸術や音楽への視点としては面白い。世の中の全ては錯覚と解釈によるもの。完全に否定できないからこそ最後の鵜崎の模倣に心を打たれるのかも。

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2024年02月09日

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