【感想・ネタバレ】早刷り岩次郎 新装版のレビュー

あらすじ

深川で版木彫りと摺り業を営んできた釜田屋岩次郎。安政の地震と大火ののち、画期的な瓦版「早刷り」を世に届けようと立ち上がる。一方、それを快く思わない本所の瓦版屋・初田屋昌平は悪辣な妨害に動きだす。江戸の職人気質を存分に描く痛快な長編時代小説。

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Posted by ブクログ

山本一力読みやすいですよね。
震災を機に、摺屋から早刷り瓦版屋へ生業を変えて生きていく岩次郎の話。
初めてのビジネスを世に出す際に、岩次郎の二手も三手も先を読んでリスクヘッジしているのは読んでいて気持ちがいい。
色々な出来事が起こるが、岩次郎はさくさくと対応していくので、小説としてさくさく読める。
昔ながらの、『THE頼れる上司』って感じですね。

経営者としての山あり谷ありを感じたいなら
高田郁のあきない世傳の太物問屋の幸の生き様の物語もおすすめ。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

安政の地震と大火ののち、画期的な瓦版「早刷り」を世に届けようと立ち上がった釜田屋岩次郎。知恵と度胸と職人魂で瓦版作りに命を賭ける男の物語。胸のすく長編時代小説。

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

山本一力さんの作品に登場する人は、単に「清廉潔白」というのではなくて、「清濁併せ呑む」人間の「大きさ」を感じるのが好きだ。この岩次郎も、言論の自由を守るために、人品甚だしく劣るような商売敵さえも取り込んでしまう「懐の深さ」が凄い。

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2023年12月15日

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