【感想・ネタバレ】中学受験で大好きな学校に入ろうのレビュー

あらすじ

都市部では常識の中学受験。どんな学校を目指すのがいいのでしょうか。伝統校か、保護者にとって理想的な実績を誇る難関か、大学附属か、国際性を謳う中高か、科学や医学系の進路に特化する学校か、最寄駅から近い利便性を重視するのか……。でも、大学入試の方法も社会が求める人材も、大きく変化している現代。保護者世代が考える「いい学校」は大切な我が子の大事な六年間を託すのに、本当にふさわしい学び舎でしょうか。学校のなにを評価して志望するといいのでしょう? 大人が見るべき視点を指南します。

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Posted by ブクログ

中学受験雑誌『進学レーダー』編集長(兼 日能研勤務)の著者による、私立中選びのための情報書。

内容は主に、中学受験のトレンド、私立中のトレンド、タイプ別に分類した私立中の紹介の三本柱である。

長年中学受験業界に身を置いてきた著者らしく、かつて親世代が受験をした頃と、現在との比較、教育トレンドの変遷について紙幅が割かれている。
進学実績至上主義が後退し、私立中が強化してきたのはキャリアガイダンス機能や持続型学力の涵養。
その実践のためのアクティブラーニングや高大連携への取り組み等の紹介。
そのほか、共学・別学のトレンドや、国際系を標榜する改革を経た学校等の解説等、本書を読めば近年私立中が取り組んできている教育方針のトレンドが一通り把握できる情報量だ。

後半のタイプ別私学紹介は、結構欲張って多くの学校に触れてはいるものの、紙幅の関係上どうしても簡単な案内にならざるを得ない。
最終章の志望校の選び方や塾選びの仕方は取ってつけたような内容で、何だかバランスを欠く。

とは言え、個人的には前半部分の情報だけでも十分一読の価値はあると思うし、志望校選びにおいては、何よりも「校風」を最重要視すべしという著者の見解には共感した。

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

首都圏の私立中高一貫校各校の歴史に詳しくなれる本。中学受験生を抱えていると入学試験のことだけで頭がいっぱいになって視野が狭くなりがちだが、学校の方針や大学のことまで頭に入れておくと良いよ、というようなことを言っているようだ。学校の理念は案外子供たちに浸透し(てしまい、)一生の指針になることもあるので、大事にしたほうがいい、とも。

偏差値だけでない切り口がおもしろい。著者が所属する日能研は神奈川が本拠地らしく、千葉や埼玉、東京でも東の方の学校に関しては記述が薄い。読んでいると、こんな学校もあんな学校も、ステキな学校がいっぱいあるじゃない、でもここもあそこも神奈川か〜、という感じ。

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

私が私立中学に関していて持っていた
イメージが古いことに気付かされました。

難関大学に入るための学校ではなくて、

その先の長い社会人生活につながる
生き方を学ぶところ。

興味あった、都内の中高一貫校や、
公立の中高一貫校について
知識を得られたのも良かった◎

一方、
名指しで学校批判している記述もあり
そういうのは見たことがなかったので
なかなか新鮮でした☆

まだ幼い我が家の息子くんが
受験をする時代にはまた変化があるはず。

今から少しずつ知識を深めて
慌てないようにしていきたいです。

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2025年04月05日

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