あらすじ
弁護士・大伴の妻が自宅で強姦され刃物によって殺害された。やがて逮捕されたのは、粗暴犯の前科をもつ男。強姦は認めたものの殺人は頑強に否認する。しかし検察は「死刑」を求刑。虚言か冤罪か。大伴の親友でありながら被告の弁護につくことになった新人弁護士・水戸が法廷で見た真実とは……。我々は何を根拠に命を裁けばいいのか?
人が人を裁くことの意味を問う、現役弁護士が放つ衝撃のリーガル・サスペンス。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死刑は廃止か、存置か、というタイトル。死刑判決の是非を問うような内容もある。しかし、それより真犯人は誰なのか?まさかのどんでん返し、優れたリーガルミステリーである。410ページ、あっという間に読破。面白かった。
Posted by ブクログ
弁護士の妻が殺された事件の裁判のお話
語りはその弁護士の友人、水戸さん
犯人はすぐ捕まったが殺人は否認
そのために裁判は長引いていた
裁判の経過も楽しめましたし
事件の結末にもおどろきました
Posted by ブクログ
すっごく難しい問題。
読む前は、絶対に死刑はあるべきだと思ってた。
でも、この本を読んで…どうしたら良いのかと本気で悩んだ。
絶対に冤罪のない世界を作ってくれるなら死刑はいるけど、今のくずみたいな警察や検察や政府の中での死刑制度は怖すぎる。
ずっと悩みながら読んだ本だった。