【感想・ネタバレ】アフターメルヘン(下)【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

「物語」を進めるのはお前だよ――


おとぎの国の各地で役目を終えた「モノ」を回収する
兄ヤコブと弟ヴィルヘルム。
彼らは廃品回収業者として
おとぎの国の美化を図り、規律を保つため
廃品に悩む依頼主のもとへと訪れるが……。

いばら姫、赤ずきん、青髭、ヘンゼルとグレーテル――
不思議なメルヘンの世界を舞台に描く、ダークファンタジー、終幕!

単行本でしか読めない
ショートストーリー4本+イラストを含めた描き下ろし約16Pを収録です!!


【担当編集より】
物語はいよいよ核心へ―――となる下巻…!
ゲストキャラ以外に、メインキャラの兄弟についても触れていきます。
おとぎの国、登場人物、物語…、
上巻で隠されていた秘密や「登場人物」としての葛藤や使命とは何か。
兄弟を取り巻くゲストキャラや同僚たち、そして物語を歪めてしまったのは…。
各地に訪れ、廃品回収をしている兄弟の行く末をぜひ見届けてください!!


また、下巻では上巻同様、
細部までこだわった緻密なイラストをご堪能いただけます。
上巻ではピンクゴールド×赤を基調とした装丁でしたが、
下巻ではシルバー×青で仕上げており、2冊並べると美しい…のです!

魅力満載のアフターメルヘン上下巻、
どっぷりと本作の世界観に浸っていただけましたら幸いです。
(上巻から収録ページ数も増えての下巻は全240Pです!!各話の描き下ろしEND扉も引き続きお楽しみに)

【電子特典】描きおろしイラスト、設定キャララフなど全15Pを収録!

【目次】
第6話 いばら姫 後編
描き下ろし After the story
第7話 赤ずきん
描き下ろし After the story
第8話 青髭
描き下ろし After the story
第9話 ヘンゼルとグレーテル 前編
第10話 ヘンゼルとグレーテル 後編
描き下ろし After the story
描き下ろし

【関連ワード】
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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

おにいちゃん⋯⋯君、大変だったね⋯⋯。
そしてやっぱり君たちはヘンゼルとグレーテルのお話だったのね。
最後のまとまり方がきれいで、この漫画と出会えてよかったと思った。

0
2025年11月30日

匿名

ネタバレ 購入済み

まさかの秘密

この世界がどういう設定でなりたっているのか明かされる後編。グリム兄弟の秘密や、他の同僚がなぜその職に就いたのか。
衝撃的でした。
個人的には青髭夫婦にはあのまま穏やかに幸せになってほしかった。

#感動する #ダーク

0
2025年02月22日

Posted by ブクログ

ついつい御作をアフターグリムと呼んでしまうw

茨姫のキャラ、すきかも。
養女の子もなにかしらのネタの元になるのかもと思うと、やはり世界が不穏(絵の綺麗さがそれを増し増し)。回収されたほうがラクまであるかも。役目に縛られすぎて大事なものを大事にできないと、結果アカンことになりがちというのも、オトギバナシの教訓として有ることだし。自分の中に支えがあるの、大事。誰にでもある小さくても強固で輝けるそれを、お互いに尊重し合って生きていけるといい。

回収するのもコレクションの一環だとすると、回収(ヲタク)部屋がいつか溢れそうな気もするw

(あと原文知らないのであれだけど、青髭って顎髭に掛けたのか? とか思ってしまった)

0
2025年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おとぎの国の各地で役目を終えたモノを回収する兄ヤコブと弟ヴィルヘルムのグリム兄弟。
2人はおとぎの国の美化を図り、規律を保つために廃品回収をしている。
下巻の依頼主は、いばら姫、赤ずきん、青髭、ヘンゼルとグレーテル。
グリム童話は子どもの頃は分からなかったけど、大人になって読んでみるとこんなにも残酷な物語なんだと思いました。

『おとぎの国は表裏一体 美しいものだけでは物語は始まらない 醜いものが磨き上げてこそ美しいものは光り輝く』
絵・物語・世界観、ダークな感じがやっぱり好き。

0
2024年12月24日

購入済み

下巻待ってた!!

登場人物にも考えがあり、どんどんとその考えが繋がっていく。
どの物語にも惹かれるところがあり、そして兄弟も魅力的
ぜひ上下巻ともに買って読んでいただきたい作品

0
2024年09月04日

匿名

購入済み

上下巻

とても良かった!
皆様子供の頃、絵本のお話に理不尽や無理筋を感じたことがあると思う。めでたしめでたし、は本当にめでたい?など。
それを掘り下げるお話。是非読んでみて下さい!

0
2024年08月12日

Posted by ブクログ

めでたしめでたしが作られるまで。

青髭も眠り姫も可哀想じゃないか。
自分で自分の生き方を選べない。
世界を司る悪魔の描いた筋書き通りに生きなければならない。

悪魔、理不尽すぎる。
なんて思ったけれど、グリム兄弟の例をみる限り、反抗が『愛』ゆえに行われるものなら、やり直しのチャンスが与えられる。

でもさ『人の尊厳を踏みにじる』奴が悪人であるなら、青髭の死後に彼の財産を好き勝手に漁っては売りさばき、良くも知りもしない青髭を罵り続ける奴らは、まさしく悪人なのだろう。
そして、眠りにつく呪いを受けたのは娘だけだからと、優秀な女の子を代わりとして養子にして、それで安心していた眠り姫の両親は、はたして親としてどうなのか?と思ってしまう。

青髭は、愛ではなく悪魔の筋書きを選び、眠り姫は自我を通して世界を呪った。

弟のために、兄のために、最後まで筋書きに抗い続けたグリム兄弟とは違うのだけれど、青髭の悲劇も眠り姫の悲しみも、めちゃくちゃ共感できる。

生まれる場所も、生きる時代も選べない。悲惨な場所、悲劇的な時代に生まれてしまったのなら、生き方は選べないだろう。
まさしく悪魔の筋書き通りに生きていくしか無い。誰かを貶めるのも、傷つけるのも、時代という大きな悪魔のシナリオの通りに流されて行うしかない。
そんな中でも、悪魔のシナリオに逆らって『愛』を貫く人達の、めでたしめでたしのその後が幸せであるように。
そう思わずにはいられない。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作から絵柄と作風が好きで応援していたのですが、今作も良かった。

グリム童話を下敷きにした物語で、希望を残すエンドを迎えたのが、田島さんなりの「おとぎ話」の解釈なのかな、と感じました。

もともとおとぎ話は大好きなので、本作を読んで好きの気持ちにバリエーションができたような気持ちです。

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2024年09月19日

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