【感想・ネタバレ】再婚生活 私のうつ闘病日記のレビュー

あらすじ

「ほんの少しの起きている時間で、パン一枚だけ食べて、書かなくちゃならない原稿だけ死ぬ思いで書いて、猫の世話だけは何とかやって、あとはとにかく臥せっているしかありませんでした」望んだ再婚生活なのに、心と身体がついてゆかない。数回の入院生活と自宅療養、うつ病をわずらった作家が全快するまでの全記録。克明な日記の、2年2ヶ月の空白期。書けない時期に何があったのか──。文庫化にあたり60枚を加え、重症期の闘病を明かす!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

追い詰められた精神状態の中で、公にできることとそうでないこと、読者に誤解されそうなこと、家族や友人への影響など考えつつの推敲は、ものすごくエネルギーを要する作業だったと思う。
と同時に書くことがセラピーとして働いていた面もあるだろうし。
プロとして、こんな客観視しづらいことに真正面から向かった著者に拍手。でも、読みつつ自分も精神的にどんどん落っこちていってしまったので、かなり危険な、取り扱い注意な本だと思う。二度と読まない。でも読んでよかった。

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2011年02月08日

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