感情タグBEST3
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さちの成人になった後の展開ですが、立派な絵師になったかたわら、祖母との約束で珊瑚商を行う覚悟を決めたり、結婚するかどうかなど、取捨選択をどうするか?意思決定をしなければならず、さちの揺れる女心であったり、それを支える深川や土佐の粋な人たちとの交流が、さすがの山本一力ワールドで良かったです!
やっぱり人間は、困った時はお互い様という、互いのことを尊重しながら助け合いの精神が大事だということをつくづく感じました!
最後は、さちが一番大切なものが何かに気付き、その気持ちが叶って良かったです!
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あまり遠くへ出張に行かない僕はシンガポール〜香港でも充分長く感じるのですが、CXはいつも満席。PC開くのも不自由するから、最近は諦めてひたすら読書。今回も往復ちょっと+αで4冊行けた。
で、山本一力。江戸ものだとやっぱり僕は一番好き。出身が高知なので土佐と江戸が交錯する作品がいくつかある中のこれもひとつ。千石船も山本作品に良く登場するキーアイテムで、安心して読めた。中でも捕鯨に対する愛のある書き方が好きだなあ。次の東京でまた買いこんでこよっと。
Posted by ブクログ
山本一力さんの作品は何冊か読みましたが、これは読み出しで“微妙かな・・・?”と思いました。でも読み進めていくうちにどんどん面白くなり、結局夜中の3時までかかって上下巻を読んでしまいました!
Posted by ブクログ
恋を取るか、仕事をとるか
江戸の時代の、魚屋の男性と絵師の女性が所帯をもつにはなかなか厳しいのがありそう。今でも少しはあるかもしれない。自分の生き方を探し続けるさちに感心する。江戸から土佐への長い船旅に時代を感じる。大地震の江戸へ帰るのに何日もかかる。救援物資が届くのにも今より大変な時間がかかったのだろう。それでも人の生きようとする力は大したものだ。