【感想・ネタバレ】乾山晩愁のレビュー

あらすじ

天才絵師の名をほしいままにした兄・光琳が没して以来、尾形乾山は陶工としての限界に悩んでいた。追い討ちをかけるように、二条家から与えられた窯を廃止するとの沙汰が下る。光琳の思いがけない過去が、浮かび上がろうとしていた…。在りし日の兄を思い、乾山が晩年の傑作に苦悩を昇華させるまでを描く歴史文学賞受賞の表題作をはじめ、戦国から江戸の絵師たちを綴った全5篇を収録。松本清張賞作家の原点、待望の文庫化。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

光輝くものだけが、この世に存在するわけではない。光があれば必ず、影がある。影だけではない。光の周りに、柔らかな色彩で温かみと膨らみのある存在があって、光を支えているのではないだろうか
表題作の乾山晩愁はじめ、いずれも絵師に関わる物語だ

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2020年11月08日

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