あらすじ
ミリタリー×サイバーアクションの新境地。
スティーヴン・コンコリーが放つ、〈ライアン・デッカー〉シリーズ開幕!
メガン奪還作戦は大失敗に終わった。そして、組織からの報復は苛烈だった──WRGの隊員らは家族までも殺されたのだ。2年後、作戦失敗の咎により投獄されていたデッカーはある日釈放される。唐突な放免に困惑するデッカーだったが、そこに私立探偵ハーロウ・マッケンジーが現れ、事件にまつわる情報を告げる──それは、ある陰謀の存在を示すものだった。全てを奪った者への復讐のため、デッカーはハーロウと共に一世一代の闘いに身を投じていく。新時代のアクションシリーズ開幕! (解説・寳村信二)
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Posted by ブクログ
スティーヴン・コンコリー『救出 下』扶桑社ミステリー。
元海兵隊員で人質救出を専門とする民間軍事組織ワールド・リカバリー・グループ(WRG)を創設したライアン・デッカー・シリーズの第1作。
よく解らぬ描写があったり、あの話はどうなったのかと疑問に感じるところやもあり、小説としてはかなり粗い感じの作品だ。こういうシリーズの場合、正義が勝つのは当たり前なので、もう少し捻りが欲しかった。
陰謀に巻き込まれ、妻子まで殺害されたライアン・デッカーの怒りが伝わらぬというのも全く腑に落ちない。
ライアン・デッカーが指揮したWRGによるマーガレット・スティール上院議員の娘メガン奪還作戦は大失敗に終わり、組織からの報復は苛烈を極めた。WRGの隊員らは家族までも殺されたのだ。私立探偵ハーロウ・マッケンジーがデッカーに告げた事件にまつわるある陰謀の存在。全てを奪った者への復讐のため、デッカーはハーロウと共に一世一代の闘いに身を投じていく。
定価1,100円
★★★★
Posted by ブクログ
濡れ衣を着せられ人生も仕事も失った元民間軍事会社のリーダーが、真相を救命しながら過去を取り戻していく物語。
はじまりからジェットコースターのように展開が早く、ページもどんどん捲れる。
映画を見ているような、、どちらかと言うとよくできた配信のドラマを見ているような展開の早さでもある。
ただ状況の説明とアクションの描写に割かれている分、人物描写は不足気味。
本国ではシリーズとして、すでに4巻まで出ており、次巻以降でもう少し深みある展開が出てくるのではないか、と期待したい。