【感想・ネタバレ】「不良」社員が会社を伸ばすのレビュー

あらすじ

有名大学卒の模範的な社員で固める大企業が低迷しているいっぽうで、元暴走族、元ヤンキーなど元「不良」だった社員が活躍している会社が目立つ。 不況で多くの会社が元気を失い、わが国全体が右肩下がりの傾向にあるなかで、「不良」がイキイキと働いている会社は活気があって業績もよい。それには理由がある。IT化やソフト化によって今、能力やモチベーションの価値が逆転する〈能力革命〉〈モチベーション革命〉が起きているからである。 革命が起きると価値が逆転し、主役は交代する。新しい能力と本物のやる気を備えた元「不良」社員がリーダーとなり、与えられた仕事をそつなくこなす「優等生」社員が仕えるという関係が普通になるかもしれない。 企業としては、「不良」の中から磨けば光る原石(優秀な人材)を見出し、活躍の場を与えることだ。とくに承認欲求が人一倍強いにもかかわらずそれに飢えている彼らは、認められる機会を与えることで「超優秀社員」へと化ける。そして彼らが活躍することによって、会社全体の空気が変わり、活力を帯びてくる。日本企業の弱点だった減点主義で後ろ向きの組織風土に風穴が開くのである。 企業としてどんな人材戦略をとるべきか、「不良」を活かすにはどのようなマネジメントが有効かを述べる。

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Posted by ブクログ

TOPPOINT 2010年12月号より。


元、「不良」と言われた人たちが活躍する企業が目立つという。
それはなぜか?
背景にある要因を探るとともに、
彼らの能力を活かすための方法を説く。

0
2011年10月09日

Posted by ブクログ

「モチベーション」「承認」等、太田さんの考え方がこの本でも展開される。
不良社員という、インパクト狙いにみえるテーマだが、確かに不良社員はそれだけ反骨精神もあるし、潜在能力はあるだろう。
でも世の中、不良社員、オタク社員というように明確に線引きできるわけもなく、8割以上はそのどちらでもない社員である。(不良、オタクの要素はあるにしても)
要は誰が見ても「不良社員・オタク社員」のレッテルを貼られるほど、突き詰めている人が伸びる要素があるとも言える。
不良、オタクを目指そうと思ってもできるものではない。

0
2020年02月24日

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