【感想・ネタバレ】不登校体験の本質と予防・対応 学校に行けない「からだ」のレビュー

あらすじ

不登校の子どもの「からだ」に着目すると,有効な策が見えてくる!

1.不登校体験の本質は「からだ」(主観的な身体感覚)の変容です。
からだの感覚が変わり,これまでの自分ではいられなくなる「わけのわからない体験」です。
2.「行けない理由を教えて」「明日は行くよね」などの「言葉」は空回りします。
3.気持ちはそのまま受け止め,からだの変容を止める「行動活性化」を試みましょう。
4.連続欠席3日間以内が最初の勝負です!
5.完全不登校を防ぐために「プチ不登校」や「別室登校」も積極的に活用しましょう。

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Posted by ブクログ

(2025/03/17 2h)

不登校に対する解像度が高い本。

わたしは中学高校と不登校で、高校中退大学中退し3年間無職で引きこもりと社会から長くドロップアウトしていた経験があります。
実感として、早期サポートは非常に重要です。

不登校は3日目から勝負というのは事実であり、からだの変容という視点から描いた本書は不登校という靄がかった問題を照らしてくれます。

解像度を上げるだけでなく、対策にも紙幅を割いています。もちろん、臨機応変な対応が必要になるがひとつの指標として優れているし、短くまとめてくれているので手に取りやすいと思います。

不登校児を抱える親、受け持ちの教師などにぜひ読んでほしい一冊です。

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2025年03月17日

Posted by ブクログ

子どもたちが、のびのびと学べる環境を。だね。自分の息子も不登校だったので、すごく共感する内容でした。

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2025年02月07日

Posted by ブクログ

不登校について、私が思っていたところとだいたい同じで、理論的にちゃんと裏付けがあって、勉強になった。

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

不登校をからだの変容の視点からとらえているのが参考になった。多くの学校関係者に読んでもらいたいです。

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

すごい!これすごい!
不登校に悩んでる親も子どもも
先生もみんなよんでほしい。
不登校を経て
今がんばってる我が子にも
読んでほしい。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

身体の変容、自明性の喪失、違和感やプレッシャーと無気力。どうして、その生活様式を強いられるのか。強いられなければ、できなかったというネガティブな結果はない。毎日、学校に行かなければならず、毎日、集団に溶け込むか、向き合うか、そんな登校ノルマが無ければ、不登校も劣等感もない。サピエンスにおける社会性獲得のために認知共有と役割分担、その手段を学ばねばならない。また、偏差値等計測可能な指標に基づき、効率的に社会リーダー層を選択していく事が有効。学校教育はそうした機能面から設けられた制度で、それを強いられる学生である期間は苦痛にもなるだろう。同じ境遇の仲間意識が救いにもなるが、しかし、同時にヒエラルキーの競争が歪みとイジメを助長する。人生は大部分が社会性というレールの基に形成され、義務教育から外れる事はその脱線とも言える。だから、焦るし、劣等感も感じるはずだ。

行けば良い。が、行く意味も分からない。行く気力もない。周りがバカに見え、またある時は悪意、偽善の集合体にも見える。そんな不可解に帰属するのは怖くて、しかし感情を説明できずに引き籠る。

子ども達にとっての正論、親には安心感。そんな薬のような本著が何か役に立つのだろうか。お互い、とっくに乗り越えて分かっているならば、気休めである。まあ、世の中のコンテンツは全て気休めと言えば気休め、脱線した無軌道な人生にコツンと正方向に差し向ける小石が当たった所で、レールに上手く車輪は嵌まりはしない。多勢が選ぶ社会に染まらず、自分なりの思考や感性を磨けば良い、とも思う。サピエンスの社会にはその寛容性がある。

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2022年12月17日

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