あらすじ
今後、テクノロジーの進化のスピードが加速していくことは間違いありません。新しい形の仕事のスタイルへの期待よりも、「生成AIに仕事を奪われるのでは?」と不安を抱いている人のほうが多数派ではないでしょうか。
しかし、どれだけ画期的な技術が登場しようとも、それはあくまでも手法のアップデートであり、本質的なものではありません。最も重要なことは、あなたの思考と判断に、どのようなエンジンを据えるかです。
本書で解説するデータサイエンス思考は、そのエンジンとしてふさわしい役割を必ず果たしてくれるはずです。ただし、データサイエンスは思考だけにとどまりません。現実に実装してこそ、その真価が発揮されます。会社に、社会に、新しい価値を生み出す知的生産術なのです。
本書は、そのために必要なことを、データドリブン企業の最前線で働いてきた二人の経験と知見をもとに、データサイエンスの知識がないビジネスパーソンでも、サステナブルな武器として役立つことを選び抜いて書きました。
本書で述べた項目の多くが、データサイエンティストだけが学ぶ特殊な内容ではありません。どの会社でも、当たり前のように求められていることだと思います。しかし、世界の最先端企業が高額の報酬を提供するデータサイエンティストは、本書でまとめた基本的なことを習慣にしている人たちなのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
データサイエンティストに限らず、仕事を進めるうえで気をつけておくべきことや、スタンスが印象に残った。 特に、学び続けることや実践してこそ知識は生きるというところは共感できた。
Posted by ブクログ
本書はデータサイエンティスト向けというよりも、より現場の営業職やコンサルタント向けの内容です。
データサイエンス思考を基本としながら、ビジネスにおける実践的なスキルを網羅的に解説しています。
特に注目すべきは、著者たちが提唱する「IPDACサイクル」(課題把握→計画立案→データ収集→分析・検証→結果提示)です。このサイクルを通じて、データを活用した効果的な問題解決方法を学ぶことができます。
他の方も書いている通り、技術書ではありません。効果的な情報収集法、アウトプットスキル、コミュニケーション能力の向上など、ビジネスパーソンとして必要不可欠なスキルについても詳しく解説しています。さらに、継続的な学習の重要性や、基本に立ち返る姿勢など、長期的なキャリア構築に役立つマインドセットについても触れています。
AI時代において、データを理解し活用する能力は より重要になっています。本書は、そんな時代に対応できる思考法と実践力を身につけるための、具体的かつ実用的なガイドとなるでしょう。データサイエンティストを目指す人だけでなく、ビジネスパーソン全般にとって、キャリアアップの強力な武器となる一冊です。
Posted by ブクログ
個人的メモ3つ!ここだけ見るとデータサイエンティストあんま関係ない。
①レファレンスワーク
=参考文献リストに当たる
=バックグラウンドリサーチ
=文献には教科書的に使われる名著や一次データ多数
+英語で情報収集できると世界がめちゃくちゃ広がる!
②ハードワーク
=人生には頑張りどころがある
=スポーツやってた人は、試合の中で頑張りどころがある、ということから類推できる
ここでならハードワークできる、というところで、頑張ることは自分の力になる。
働き盛りで頑張ると人生の貯金になる(金銭面的なことではなく)
③学び続けることがデータサイエンス思考
学び続ける姿勢を捨てるな。