【感想・ネタバレ】あなたも狂信する 宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究のレビュー

あらすじ

内側からの狂信論
宗教、スピリチュアル、自己啓発、マルチ商法、
陰謀論、自然派カルト、ネトウヨ言説…

「真理」を求める人たちを、どうして軽んじられるだろうか――。

宗教2世(エホバの証人2世)として過酷な幼少期を経験し、現在、宗教2世のために自助グループの運営にも尽力する文学研究者の著者が、宗教1世(自らカルト宗教などに入信した人)と宗教2世10名にインタビュー。その証言や、幻想文学、そして自身や自身の母親の経験をもとに、「他人」としてではなく、「当事者」として、また問題に深く関心を持つ味方「共事者」として、「狂信」の内側に迫る。

自己省察を踏まえ回心と逆回心(W.ジェイムズ)を読み解く。
宗教研究・文学研究・回復ケア論の新たなアプローチ。
――島薗進(宗教学者)

自らがなぜ踏み越えたか、振り返る。
今なお癒えぬ傷をさすって。
当事者たちの渾身の独白集。
――荻上チキ(評論家)

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Posted by ブクログ

あなたも狂信する 宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究。横道 誠先生の著書。宗教1世と宗教2世は大きな違い。宗教1世の世界と宗教2世の世界は大きな違い。自分の意志である宗教に入信するのは自由だし他のだれからも批判される筋合いはない。でも生まれながらにしてある宗教に入信することを強制されるようなことがあったとしたらそれはいつも正しいとは限らないし本人の意思が大切。宗教2世からはじまって結果として宗教1世になるのなら自由だし他のだれからも批判される筋合いはないけれど。難しい問題。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

正しさに/答えに拘泥し超越論的存在や陰謀論に依存する。確かにそんなに珍しい話でもないわけで、タイミングやきっかけ次第で容易に「あなたも狂信する」のだということ。

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

宗教二世問題から、カルトまで。
この本を手にしたのは、親戚にカルト入信者が複数いるからだ。既に入信して長い時間が経ち、理解不能な行動も見受けられるが、脱会する日は来るのだろうか。全財産食い潰しそうな未来が透けて見える。

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2025年07月14日

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