【感想・ネタバレ】あけくれの少女のレビュー

あらすじ

「どこで、どうやって生きていくのか、うちは自分で決めたい」12歳の少女・真記は上京を目指すも、80年代後半の狂騒に翻弄され……親世代にも子世代にも読んでほしい、宝石のような20年間を描いた佐川光晴の最新長編小説。
広島は尾道の小学五年生・真記は、1970年生まれ。子供のいない伯父夫婦からかわいがられ、養女になるかもと心配事は絶えない。中学では英語部の朗読劇が大成功をおさめ、英語を一生の仕事にしていこうと決意する。念願の学生生活は、80年代後半のバブル経済のただなかで、順調そうにみえたのだが……。
当時の時代背景や男女の考え方を、時に繊細に、時にユーモラスに描出する。真記と同時代を生きた人にも、そしていま同世代の人にも読んでほしい青春小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の人生は自分で切り開いて行く強さ
主人公の逞しさに拍手を贈りたい
最後はハッピーエンドで良かった♪

これからの明るい未来は、これまでの不運を何かのせいにせず、まっすぐ努力した主人公が自分で得たものだから、遠慮せず存分に幸福を味わって欲しいと思う

ただ、

主人公は私より7つ上でバブル世代
華料理店や看護学校にいきなり飛び込んで、難なく受け入られたのは時代のおかげだと思う
私は超氷河期世代で、卒業して働きたくても就職先を見つけるのはめっちゃ大変だったからね

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2024年08月21日

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