【感想・ネタバレ】パッキパキ北京のレビュー

あらすじ

味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。

コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ!
北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは……?

著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最高だ!!
最高すぎる!

精神勝利法、これこそ今の日本人に必要だ。

最近病んでたけどなんかどうでも良くなってきた。
本当にパワーをもらった。
自分が主役の人生なのに病むなんてバカだ。
誰のために生きてるのか。

これは人生の1冊になる。
何回でも読みたい。
電子で買ったけどハードカバーで買い直す予定。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が大好きで、楽しみを見つけるのがうまいメンタル強めな菖蒲。
そんな菖蒲が中国生活を楽しむ姿が面白い。

私も、菖蒲みたいに自分のやりたいことにまっすぐに生きていきたいな。
彼女の我が道を往く生き方に私も憧れる。

コロナ禍の中国のシーンがあって、中国はこんな感じだったんだなと思った。
コロナ禍なのに、新天地で外に出て、自分の好きなことをやる。その結果、コロナに感染する姿を見て、私には菖蒲のような感染が広がってる時に、外に出る勇気はないなぁと思った。

読んですごいスカッとする1冊です!
あまり長い作品ではないので、サクサク読めるので、オススメです!

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッセイとか中国の紀行文的な感じかなと思ったけど普通に小説だったぽい

元銀座ホステスの女が中国で好き放題やる話。特に事件とかは起きず、一人称でずーっと進んでく。買い物したり、人と話したり、何か食べたり。
夫の老いに対して夫が何かできなくなったら支えなきゃ、それが夫婦ってもんだって言っておきながら夫が子供欲しいって言い出したら別れを決意して日本への帰国を決意するのめちゃ笑った。自己中心的に生きていて気持ちよかった

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャネルも持たないで女も磨かずに、この私のままで、永久に世界に完全勝利するの。
というフレーズで、最近辞めた職場の派遣社員を思い出した。彼女は1週間当欠を繰り返し、しまいには月に4日しか働かない人だった。実家暮らしでさぞ甘やかされて育ったのだろう。
私は彼女が嫌いだったし、人手不足の職場で彼女を好きだった同僚は居ないだろう。
だけれど、彼女の毎日欠かさず嘘だとわかる嘘をついて休みの連絡を入れてくるあたりや、職場の置いてある薬を飲み散らかしたり、最小限の仕事しかしないのに福利厚生を最大限に利用しようとする図太さ。
彼女は完全勝利女だったのかもしれない。

マインドは見習うべき点もあるし、本で読んでる限りでは清々しさを感じる。
ゴーイングマイウェイだけど、自分だけでなく夫の今ある可能性についても考えている点や意外で憎めないと感じた。

私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと。という一文が好きだった

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パッキパキとはそういうことか、極寒と乾燥の北京!
コロナの夫にフェイスパックを貼って、美顔器を抱えさせ、「美容に気を使うおじいちゃん」のようというところは思わず笑ってしまった。
そして頭のついたトリ料理に慣れず、ウェットティッシュをかけたらご臨終感、、、。
外国で迎えた新年を早漏後の賢者タイムと呼んじゃう。
章立てがなくノンストップで続く勢いが、まさにこのお話そのもの。

あやめのエネルギッシュさがすごい。スマホ片手にどんどんやりたいことをやり、インスタントな友人として大学院生カップルと自ら知り合い、行けるイベントをほんとんど行ったりする。遊ぶことへの本気度がすごい。本人曰く「ゴン攻め」。

私も海外へ行ったらプライドなんか捨てて「面の皮厚蔵」でいきたい。

夫がいつか老いて、てきぱきできなくなったら支えてやる、それが夫婦の本番だなんて、かっこいい!好き放題なようで、夫のコミュニティでは暴れないのも偉い。(のに最後残念だけど、、、)

差不多!(大差ない)の精神性いいね。

ネット上の罵詈雑言なんてそよ風。
回線切って風呂入って生きろ。名言です。

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2025年08月20日

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