あらすじ
いかにしてチームの目線をそろえるか?
どうすれば組織へビジョンが自然に浸透していくか?
変化が激しく予測困難な時代では、チーム・組織のビジョンが不明瞭だと、メンバーの力を結集してビジネスインパクトをあげることが難しくなってきています。
同時に、価値観が多様な現代では、リーダーや経営層が決めたビジョンをトップダウンで行き渡らせる難しさも出てきました。
そこで本書では、チーム・組織のメンバーが「一緒にそこへ向かいたい」と思えるビジョンのつくり方を6つのステップで紹介します。
そして、ビジョンづくりのプロセスを通して、チーム・組織がいつの間にか結束している状況へシフトすることをサポートします。
大企業から中小企業、スタートアップ、地方自治体などさまざまなビジョンづくりに並走してきたビジョンデザイナーが、独自の図解やワークシートを用いて、アイデア発想やファシリテーションのノウハウを公開します。
次のような方には必読の一冊といえるでしょう。
・組織の人材の目線をそろえたいマネジメント層
・新規事業のマネージャー&担当者
・DXのリーダー&担当者
・新しいプロダクト・サービスをつくるチームメンバー
・組織の結束を強めたい人事担当者
読者特典として、誰でもビジョンがつくれるワークシートをご提供します。
●目次概要
序章 なぜいま、ビジョンが大切なのか?
ステップ1 自分たちらしさを探索する
ステップ2 未来の社会像をイメージする
ステップ3 未来の自分たちの役割を見つける
ステップ4 未来の風景を描き出す
ステップ5 未来の自分たちを語り合う
ステップ6 試しながらアップデートする
終章 共創する社会に向けて
付録 ビジョンづくりの計画を立てる
●著者略歴
三澤直加
ビジョンデザイナー。デザイン事務所で多くのプロダクトの企画・開発に携わった後、2011年に共創型サービスデザイン会社「グラグリッド」を設立。分野を問わず、さまざまな企業のビジョン策定、事業開発の現場に伴走する。
デザイナーの視点で創造的な解決策を提案するとともに、組織の中から創造的な文化づくりを支援している。
特に、絵や図を描きながら考える「ビジュアル思考」スタイルは、企業における合意形成、個性の発見、企画力の向上において多くの成果を生み出している。著書に『ビジュアル思考大全』(2021、翔泳社)。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・自社でビジョンミッションを策定するワークショップの設計を行っており、他社はどのようなアプローチをとっているか参考とするために手に取った一冊。
・デザイナーに限らず誰もが創造性を発揮できるアプローチがデザイン志向であると私は思っているが、デザイン志向=デザイナーの考え方、と冒頭で記載されており、著者の理解に少しがっかりした。
・組織でビジョンを考えるapproachや、策定したビジョンを振り返る手法が記載されており、自組織でビジョン策定のワークを実施する際のひとつの参考になると思う。
・ビジョンマップのテンプレートはこれまで整理されたものをみたことがなかったので、すぐに参考にできるように近くに置いておきたいと思った。
・ビジョンの焦点を当てた書籍であるが、ミッションやバリューについても言及があるとよりよいと思う。
・ビジョンが境界を越えて繋がりあうためのバウンダリーObjectとなる ビジョンを掲げることで様々な人とつながりコミュニティを作ることができる。➡こういうコミュニティを作りたいと、巻き込むためにビジョンを設計するという発想は大事だと思った。
Posted by ブクログ
ビション作りのお作法を説明。ステップ6に分けて解説。
正解がない時代がとうかに関わらずステップ1の「自分たちらしさを探索する」は必要だと思う。起業時は当たり前のように全部やっているんだと思う。比較的大きな企業がビションを失っていると思うし、実行出来たらそれなりに機能しそう。
ビションマップみたいに分かりやすいイラストなんかはチープに見えるかもしれないが、一番効果がありそうです。
Posted by ブクログ
かなり具体的な経営理念・ビジョンの作り方や活用について解説されている。文調はやさしいが、正直内容の難易度はかなり高いと思う。本気で組織づくりをしたい、ある程度の規模以上の経営者やチームリーダーなどにおすすめしたい。