【感想・ネタバレ】タガヤセ!日本 「農水省の白石さん」が農業の魅力教えますのレビュー

あらすじ

農業ってこんなに面白い! 若き官僚YouTuberとして多くのメディアにも登場する著者が、最新の農業から、実はスゴい日本の農作物のこと、さらには日本の農業の未来までを語る1冊。

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Posted by ブクログ

農水省広報室の職員である著者が、日本の農業の現状を説明し、進んだ取り組みをしている農家さんを紹介したり、食糧自給率の低さを改善するために、ご飯を一口多く食べようなど一般の人が手軽にできることなどを紹介したりしている本。

全体に農業への愛が感じられ、農業は楽しそう、やってみたいと思わされる。そして、最後にはしっかり農水省の仕事も紹介し、リクルートの一環にもなっている。
「BUZZ MAFF」というYouTubeを、農水省として、地方局の人も含めて運営しているなど、省庁なのに柔軟で風通しのよさそうなところが魅力的だと感じた。

野菜の美味しい食べ方などの豆知識も参考になった。また、牛肉のA5などという格付けは、美味しさを表したものではなく、ABCは1頭の牛から取れる肉の歩留まりを示したもの、数字は肉質を5段階で評価したものとのこと。知らなかった~。

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

BUZZ MAFFの動画を見るようになったきっかけが著者の白石さんの存在でした。
農業について分かりやすい動画を提供してくれていることもあり、ぜひ本も…と思い手に取りました。

高校生の課題図書になっていることもあり、普段本をあまり読まない私でも飽きずに読み進めることができ、内容も分かりやすくまとめられていました。
日本の農業のこと、農林水産省の仕事のことなど関心のあることを知れました。私たちが個人レベルでできることは何かと考える機会にもなりました。

読み仮名もついているので、小学校高学年くらいからおすすめできそうです。小5社会で食料生産について学ぶのでぴったりだと思います。



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2023年08月10日

Posted by ブクログ

 農水省の職員として、YouTube「BUZZ MAFF」で日本の農林水産業を世界に発信されている白石優生さんの著書。
 お若いのだろうとは思っていたが、こんなにお若いとは。まだ、若干26歳くらい。農水省で4年目くらい。
 教員志望だったこともある白石さんは人とのコミュニケーションが大好きで、お祖父さんがされていた農業にも興味を持ち、学生の時の研究で日本全国の農林水産業に携わる人達の話を聞いて回って研究され、今は「日本の食」への愛を持って、多くの人達にその魅力を伝えておられる。
 この本を読むと、日本は「狭く、湿度が高い」など決して農業的に条件が良くはない中で、病気や虫や雨に強い品種を作り出すなど、不断の努力によって世界的に超優秀なレベルの農作物を作れるに至ったことが分かる。
 また、「キツイ、ツラい」と思われ、後継者が危機的な数になっている中で、最新のロボットトラクターを導入して、何人分もの仕事を一人で短時間で出来る工夫をしたり、自らの仕事をSNSで発信することで、独自の販路を開拓し、農作物で終わらせず商品開発までされている前向きな若い農業従事者の方々も何人もいらっしゃることを知った。
 農業は人間の命を守るために絶対に必要な仕事。なのに、やりたい人が少ない。私もそうだったし、家庭菜園すらやったことがない。そんな中で、自然や体力的なキツさや収入の不安定さと闘い、日本の食を守って来られている農業従事者の方々には頭が上がらない。
 
 一番刺さったのは、「農薬=悪と思われているが、“適切“に農薬を使って、おいしさと安全性を両立させることが出来る」という部分だった。
 考えてみれば、全く農薬を使わないと今のように手頃な値段で、丁度良い量の食品がいつもスーパーに並ぶということは期待出来ないはずだ。それに、私は農薬には確かに良いイメージを持っていないくせに、家庭菜園で作られた無農薬のキャベツから青虫が出てきたら飛び上がってしまう。こんな勝手なあくまでも自分では何もしたくない人間に「無農薬野菜」だの「有機野菜」だの語る資格はないと思った。
 「文句を言う前に動き、「ダメだ」と思う前に考える」そういう健全な人達によって日本の農業は維持されてきたのだと思った。だから、せめてこれ以上日本の食料自給率が下がらないよう協力しよう。まずは「手前取り」から始めよう。

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

農林水産省公式Youtube「BUZZMAFF」運営の白石さん(現役若手農水省職員)が教える日本の農業の魅力と農林水産省のお仕事の話。動画と同様に白石さんの魅力的なお人柄がにじみ出ているというのもあるが、日々の食についてや、農業と街づくり、儲かる農業といった課題についても理解が深まる一冊。高校生(今夏の読書感想文指定図書になっている)や行政職志望の大学生だけでなく、全年代にお勧めしたい。

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2023年08月05日

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農水省のYouTubeで白石さんのトーク力に惹かれ、本も読んでみました。本のタイトル通り、日本の農業の魅力が分かりやすく解説されています。学生さんにオススメです。

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2023年08月15日

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農林水産省の官僚YouTuber白石さんの農業への想いが詰まった一冊です。
2023年の青少年読書感想文全国コンクールの高等学校の部課題図書に選ばれました!
この本がいったいどのくらい売れてるの?という動画も出てますよ。その時は24000部活だったそうですが、課題図書にも選ばれましたし、私が買った本屋では、1週間後には売り切れてました。
「食って何だろう?」→「栄養をとるためのもの」と思っている人は是非読んでみてください。。食に対するイメージが広がります。

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2023年07月02日

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14歳向けの本ということで、わかりやすく噛み砕いた言葉で最近の農業について説明されており、分かりやすかった。スマート農業や6次産業などと絡めて、「ザ農家」のイメージをうまく払拭してくれる。子供達がこれをきっかけに少しでも日本の食、農業に今日をもってくれたらいいなと農業に関わる仕事をしている者として思う。お花いっぱいプロジェクトの頃からBUZZMAFFを見ていて、純粋に白石さんの飛躍ぶりがすごい。

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2023年02月27日

Posted by ブクログ

子供向け?レーベルだからか優しめに書いてあり、とても読みやすい。BUZZMAFFの白石さんが好きだからひたすら彼のナレーションで脳内再生されました笑
A5ランクだから美味しい肉というわけではない!というのが目から鱗でした。制度の仕組みがわかれば納得。そういう意味だったんですねー。完全にイメージですりこまれてました。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

農水省にはたくさん部署や出先機関があり、ほとんどの人が2,3年で移動になる。日本の農業への危機感は共通、働らいてると悲観してられない/2020年、カロリーベースでは自給率37%だが生産額では67%。農業従事者は136万人(1985年346万)減少の一途だが大規模化機械化が進んでいる/日本のスゴイ農家①56ha、コメと小麦、野菜。作業の8割は農場主がロボットトラクター、自走コンバイン、ドローン等を駆使して行う②和歌山、高級みかん③阿蘇伝統野菜のマスタード④ポテトチップ専用じゃがいも全量買取契約⑤酪農体験農場

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2025年04月26日

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農業に対する筆者の愛情が伝わる。読みやすい文体なので中学生であれば多くの子どもが読み進められる。読書に抵抗がなければ小学校高学年でも読める。
日本の農業に良い印象を持ってもらおうという意思が先に立っているので、若干不用意と感じる表現も混じるが、筆者の年齢を考慮すると許容範囲。

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2024年01月23日

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農水省公式YouTube「BUZZ MAFF」が前農水大臣の発案というのは驚きでもあり、こういうトップダウンがあったればこそ広報担当者が自由に活動できる素地でもあるのだ。国家公務員が中高生のために本書を執筆したということに意義がある。中でも「農薬は悪、有機野菜は善という考えへの反駁」は、著者の祖父母が農家で、農作業を手伝った実体験から裏付けられた言葉だった。「3Kのイメージは過去のもの」で引き合いに出されたスマート農業は作付け~収穫~出荷という一連の農作業の一部でしかない。このあたりは説明が不足している。

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2023年07月15日

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農業にまつわる様々なステレオタイプを拭い去り、若者たちに語りかける行政マン。YAコーナーでみつけた一冊。一緒に日本の農業を考えてくれる同志を広く募集中とのこと。

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2022年09月30日

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