あらすじ
「永遠にこの時を忘れまい」
「神界」「冥界」「地上界」と世界が隔たれ、混沌で満ちていた時代。
冥界の王・ハデスの神力で魂を転生させた所以か、神界が少しずつ変化を見せる。
ゼウスは神界の『永遠の平和』が脅かされていると断じ、地上から誕生と死――すなわち人間の殲滅をはかる。
数多の神々がゼウスに対抗し、ペルセポネは人間を護らんと命を懸けて自らの身体を樹に変える。
志を同じくするハデスとまた会えると信じ…。
ふたりの神が、永遠の愛に、魂にたどりつく完結巻。
※本書には電子配信中の「我慢しないで、ハデス様。 ~冷酷な冥王の純愛は底知れないほど深くて、重い~」(19)~(24)が収録されています。
感情タグBEST3
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本当に素敵な作品でした…!!!
本日、4巻の表紙に見惚れ、試し読みから己の癖に刺さったなと感じ、全巻即購入、読了して参りました。
まず、冥界の王ハデスと春を告げる女神ペルセポネの溺愛と聞いて好きな方は反応してくださるのではないでしょうか…?
また、ギリシャ神話に登場する神々たちは見目奪われるほどの美貌のキャラクターとなって描写されており、作画で殴られると言っても過言ではないかと…。もうこれだけでとても目の保養ですので、買いをお勧めします(圧)
またTL作品ですので触れますが、えっちな描写も沢山あり、ハデスとペルセポネの愛情表現が沢山見ることができて幸せな気持ちになれます!!
内容に軽く触れますと、通説のギリシャ神話の流れとは多少異なる点はあれど、なによりハデスもペルセポネもお互いに想い合い、愛を育んでいる描写側多く、読んでいて幸せな気持ちになれます。
また、属性で言えば、黒髪長髪長身体格の良い根が真面目すぎるが故に相手に執着、独占欲を出しがちなハデスと天真爛漫、可憐さや清楚さを身に纏い、全てのキャラクターに対して光のような存在のペルセポネ。この組み合わせにも気になってくださる方がいれば嬉しいです。
さてここからざっくりと本編に触れていき、4巻の内容のネタバレを含みます。ご注意ください。
神界の変化によりゼウスが行動を起こし、地上が大荒れになっていきます。
人間たちが避難する中、ペルセポネも生と死の循環、死は未来に繋がる事をハデスと理解し分かち合い、その志で人間たちを守り命を落としてしまいます…
そんな勇気を振り絞った彼女の強さにとても惚れ込みました…!!
どうかその後のハデスの行動、天界の動き、またペルセポネたちが関わってきた他の神々達の動きを是非読んで確かめてみてくださいませ!
私一個人の感想としてはどのキャラクターの描写も丁寧に描かれており、どのキャラクターにも共感ができる作品でした!
最後はすてきなフィナーレが待ち受けております!どうか読んで欲しい作品でしたので、拙い文ではありますが書かせて頂きました!