【感想・ネタバレ】機能不全家族 心が折れそうな人たちへ……のレビュー

あらすじ

著者はすでに自閉症、学習障害など様々な心の病について著作も多い。本書では、まず偉人と称される人たちを例に取り上げ、彼らも心の病を抱えていたと紹介。その次に、学校へ通いだしてから老人になるまで、どのような転機に心の病になりやすくなるかを解説。特に近年増加している存在感の薄い父親と子供に干渉しすぎる母親が作り出す「機能不全家族」がいかに多くの心の病を生み出すかを指摘する。

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Posted by ブクログ

うつ、ADHDやAS(アスペルガー症候群)などの軽度の発達障害など、
現代社会において周りの人とは同じ生活をする事ができずにいる人達がいることを知る。
鬱のように、精神的なものではなく、
体調が悪いだけだと思い込み、
原因がわからずに、寝込んでしまうパターンは、
周りの人の理解も得づらく治す事も難しい。
ADHDやASは、育った環境が問題なのではなく、
病気と考えてよいだろう。
雑務や家事、先を読んで手順を考える事、
やりかけた仕事を確実に続ける事が苦手、
衝動をコントロールできないなど、
健常者との境界線を引くのが微妙で難しいのではないだろうか。
世間に名の知れた、優秀な人々の中にも、
このような障害を持った人が多いという事に興味を持った。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

人生や他人を傷つけるのも表現の一つには違いない。
もっとましな方法を選びたい。

依存性人格 依存的性格
 特徴 協調性欠如
    孤立、疎外感
    劣等感
    攻撃性(怒り)
    自我の傷付きやすさ
 両親の離別体験 48.4% 15歳以前
         小児期の喪失体験は子供の人格形成         に大きな影響を及ぼす。

『精神科に行こう』大原広軌
『もっと安全な場所へ』 1990 カナダ
小此木啓吾
『ハートをむしばむ性格と行動』福西勇夫
『愛は寿命を延ばす』オーニッシュ

家庭で父親が果たす役割
両親の信頼関係

自殺は孤立の病であり、救いを求める願望の表現

人間同士が愛情や信頼を獲得してそれを維持するためには多大な努力と忍耐を必要とします。

抜毛癖 トリコチロマニア

人格発達のゆがみは病気ではない。病気ではないが、そのゆがみが反社会的な行動を引き起こすことがある。ゆがみを矯正するためには、カウンセリングによる自己洞察が望まれるが、彼らは自分の問題行動をなおしたいという動機づけがないため治療は困難だ。

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2014年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心の問題のほとんどに機能不全家族や発達障害が絡んでいるということで、事例を交えて分かりやすく説明された本。
ときどきマユツバな話も出てくるけど面白く読めた。
・部活やバイトを通して、子供が大人のモデルとなる人と交流できる機会を設定する
・ADHD、LDの就職のために→バイト・ボランティア経験、親以外でも信頼できる年長の人との関係を持つ
・ビタミンB1=風紀ビタミン
・マザー・テレサ効果→免疫機能の上昇
・ACは人に奉仕する職業で相手から感謝される仕事に向く傾向あり

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2014年01月09日

Posted by ブクログ

 さらにフロイトの主張によれば、ゆがめられた性欲が女性に向かないで、強い知的好奇心と知的探求衝動に向かったのではないかといいます。つまり彼は「愛する」代わりに「知ること」を選んだというのです。/「「愛する」よりも「知ること」を選んだ天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ」
(P.18)

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2009年10月04日

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