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Posted by ブクログ 2024年02月18日
新NISAに対して、金融庁のホンネがオルカン(全世界株式を組み入れるインデックス投信)一択に対して、それよりも良質なアクティブ運用投資と仰っている。何を持って良質とするか、著者は見る目があるようだが、判断する縁が無いのが我々一般投資家なんでなぁ・・・
Posted by ブクログ 2023年12月10日
令和5年中に株式市場に起こったことを総まとめしてもらっていて、株式投資を振り返る上でも有益でした。
東証がPBR1倍未満の上場企業に対し、企業価値を高めて、PBRを上げるよう要請していますが、著者が主張するように、株価が絡む話なので、企業単独ではどうにもできないことは明らかです。「東証の要請は無理...続きを読む筋」という主張には激しく同意させられました。
また、令和6年1月から、いよいよ新NISAが始動しますが、記載されていた各種データを見ていて、皆さんの投資状況が実際にどのように変化するのか、非常に楽しみに感じました。私的には、投資する層が広がってほしいと願っています。
また、著者はアクティブ投資信託の存在意義を評価しており、インデックス投資至上主義的な雰囲気が高まる中、新鮮な視点だなと感じました。
最後の章では、日本の少子高齢化について、非常に残酷な人口推移データが掲載されていました。目を背けたくなりますが、ほぼ現実に起きることなので、それに向けて自分に何ができるのか、考えさせられました。
私を含め、日本の個別株投資をしている人にとって、最新の株式市場の動きを確認する上でも有益となる良書です。
Posted by ブクログ 2023年11月19日
2024年の株式投資環境について様々なデータを元に現状を分析し、懸念点も提示する本。
NISA制度と新NISA開始を受けて、若年層個人株主の増加はfactとしてあるものの、広く受け入れられているインデックス投資やドルコスト平均法について注意喚起。ただ、注意喚起といっても、インデックス投資が分散しき...続きを読むれないことやドルコスト平均法を取っても損が発生するリスクは投資する側としては理解しているものなのではないか、最終的に「株式投資の楽しみ」的なお気持ち論を表明されても今の若年層の投資モチベーションには関係ないのでは、と思えた。
日本の財政状況の危うさや人口動態が招く危機については概ね同意、流行りの自社株買いやROE向上といった論点も、「実質を見る」観点ではまさにそれ自体が良いことと言えない場合もあるので同意できる内容だった。
2024年を迎える株式投資を巡る環境についてよく整理された本だった。
Posted by ブクログ 2023年12月20日
2023年79冊目。満足度★★★☆☆
著者は元日経のベテラン記者
主に日本株を取り巻く動向を網羅的にまとめている。来年、2024年に期待できるセクターはどこか?などといった内容ではなく、株式市場に関係する金融機関、個人投資家、株式を発行する企業などの状況や環境変化に焦点を当てた本
ちなみに、著...続きを読む者の2023年の驚きは
1 高齢のウォーレン・バフェットの来日
2 20〜30歳代を中心とする若年投資家の株式市場への参入
3 オンライン証券大手の株式の売買手数料の無料化