あらすじ
シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。
医者に払う金があるなら靴とリュックに使え!
現代病の大半は歩かないことが原因だった。
歩くと寿命が延びるのはなぜ。
歩行は、脳を変えて、人生を変える!
町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健康法の本。
平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうということに、著者の関心は移っています。
病気の9割は歩くだけで治ります。
しかも簡単、ただで、医者もいりません。
歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の立場から科学的に証明していきます。
実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。
■内容
第1章 病気の9割は歩くだけで治る
第2章 医療の常識に騙されるな
第3章 健康になるための歩き方
第4章 歩くと未来が広がる
■著者について
長尾 和宏(ながお・かずひろ)
1958年、香川県生まれ。医師、医学博士。
84年、東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。
95年、兵庫県尼崎市で開業、2006年より在宅療養支援診療所となり、外来診療と24時間体制での在宅診療を続ける。
日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本禁煙学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本内科学会認定医、関西国際大学客員教授、東京医科大学客員教授。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
歩くモチベーションがなくなった時に読むため、そばに置いておきたい本。
1章と2章は、歩くことがどれだけ身体に有効かを教えてくれる。3章でやっとどう歩けば良いか教えてくれる。
○実践すること
教わった3つのポイントを意識して、いつもの散歩コースを歩いてみる
○まとめ
病気の9割は歩くだけで治る!
- 表紙
- 簡単、無料で医者いらず
- 歩行が人生を変える29の理由
- 医者に払う金があるなら靴に使え!
- 現代病の大半は、歩かないことが原因だった
- 著者:長尾和宏
- 第3章 健康になる歩き方
- 正しい歩き方になる3ポイント
- ①「丹田」(おへその下あたり)を意識する
- ②少し胸を開いて「肩甲骨」を寄せること
- 肘を後ろに引き、お腹より前に出さない
- 体操①両手をそれぞれの肩の上に置いて、曲げた肘を大きく回すようにして肩を回す
- 体操②首をすくめるように両肩を上に上げてから肩甲骨を寄せながら肩を下に下げる
- 体操③両腕をななめ上に伸ばした後、上げた腕を肘を曲げながら、ゆっくり背中のほうに下ろしていく
- ③「骨盤」を少し前傾する
- 「丹田」を意識したまま、お尻の穴を締めてヒップアップさせる
- 歩幅はちょっと広めに。歩幅も年齢が出やすい。
- かかとから着地して、足の上に上半身をまっすぐ乗せる
- 脊椎ウォーキングのすすめ
- ポイント①下腹を下から持ち上げるように引き締める
- ポイント②頭頂部を紐で引き上げられるように、背筋をしっかりと伸ばし、軽く胸を張る
- ポイント③膝を軽く伸ばし、足先を引き上げ、かかとから着地し、着地したかかとの上に素早く腰を乗せていくこと
- 川柳を作りながらウォーキングするのも認知症予防になる
- 自分にあった靴を選ぶ
- 土踏まずの部分のアーチラインが合っているか
- かかとをつけたときに、足のカーブに合っているか
- 横幅が窮屈ではないか
- つま先が当たったり指が曲がったりしていないか
- 足の甲が圧迫されていないか
- くるぶしが当たらないか
- 歩きたい!と思える靴か
- 高価な靴は、歩かなきゃ!という気持ちを作る良い材料
- 街をフィットネスクラブにしよう
- 手ぶらで移動する癖をつける
- 雨の日は地下街を歩く
- 降りるべき駅の一駅手前、二駅手前で降りてその分歩く
- ショッピングしたら、荷物をコインロッカーに預けて、街を散歩する
- 毎日の空間がフィットネスセンターに変わる
- 「1日のどこを歩けるか」を考える達人になろう
- 「ノルディックポール」を使うことで上半身の運動が増えるので、普通のウォーキングよりも最大1.5倍の運動効果があると言われています。ちなみに全身の運動は数倍から10倍増えるそうです。
- 歩くことの延長は、走るより踊る
- 歩けば血流が良くなり、脳内の酸素も増えるだから、頭の回転が速くなる。
- 歩けば脳が刺激され、神経細胞が増えてネットワークも活性化する。だから頭も良くなる。
- 毎日10,000歩なり8000歩なり、自分の体力に合わせてたくさん歩いている人は、脳がまず健康になる。脳が変われば、思考の癖が変わって、人生が豊かになる。
Posted by ブクログ
歩く価値を認識できる本
- もっともらしい名前をつけられて、「医者に行きなさい」「薬を飲みなさい」と言われる。これを**医療化**という。逆流性食道炎、過敏性腸症候群、過活動膀胱とか。
- 病名をつけて治療の対象にすれば新たな市場が生まれる
- 歩いて治されても誰も喜ばないので、本気で推奨されない
の部分はなるほどな、と思った
日本の医療費減らしたい
--以下メモ--
- 江戸時代の庶民は一日三万歩歩いていた 現代人の約六倍
- 糖尿病、高血圧、生活習慣病は歩くほど改善する
- 歩かないからメタボになり、メタボが心筋梗塞、脳卒中、そしてがんと認知症を引き起こす
- 最大の認知症予防は計算しながら1時間歩くこと
- 糖尿病だと認知症リスクは二倍 たばこは2−3倍
- 歩くことでセロトニンが分泌される うつ対策に最適
- 抗うつ剤は歩けるようになるまでのつなぎ
- 腸が脳をコントロールしている 腸内環境をよくするには歩くこと、歩いて自律神経を整える
- 風邪を治すにはひたすら休むか、ひき始めに歩くか
- もっともらしい名前をつけられて、「医者に行きなさい」「薬を飲みなさい」と言われる。これを**医療化**という。逆流性食道炎、過敏性腸症候群、過活動膀胱とか。
- 病名をつけて治療の対象にすれば新たな市場が生まれる
- 歩いて治されても誰も喜ばないので、本気で推奨されない
- 幸せホルモンのセロトニンのシャワーを浴びようと思ったら、歩いてる時間は歩くことに集中すること。聴くならヒーリングミュージックなど、BGM程度に音楽を聴くぐらいが良い。そうすると、瞑想状態と同じような境地に入り、セロトニンを出す神経が活性化する
- 骨折しても入院するより歩く方がいい
- 入院して安静にしてしまうと骨粗鬆症が進行したり、認知症が急に進んだりする
- 痛み止めはもらって、歩けるようになったら歩く
- 骨は勝手にくっつく
- 正しい立ち方を作るには、3点だけ意識すればよい
- 丹田(お臍の下あたり)を意識すること
- 少し胸を開いて肩甲骨を寄せること
- 「骨盤」を少し前傾させること
- いい歩き方は「腕を後ろに引いて歩くのが綺麗な歩き方」
- ポイントは肘の位置で、更新の時のような腕の振り方ではなく、肘はお腹より前にださないのが良い歩き方
- 腕を後ろに引く、よりも、肘を後ろに引く、の方がイメージしやすいかも
- 肘を後ろに引くと肩甲骨が動く(本当に動かしたいのは肩甲骨)
- ランニングコーチの金哲彦さんは上半身も使って歩くことを「体感ウォーキング」と名付けて推奨している
- 肘を後ろに引くこと、良い姿勢を保つこと、の2つを意識すればOK
- 肩甲骨を動かすには次の体操がおすすめ
- 両手をそれぞれに肩に置いて、曲げた肘を大きく回すようにして肩を回す
- 首をすくめるように両肩を上に上げてから、肩甲骨を寄せながら肩を下に下げる
- 両腕を上に伸ばした後、上げた腕を、肘を曲げながらゆっくり背中のほうに下ろしていく
- ノルディックウォーク、ポールウォークでエネルギー消費量増加、安定して歩ける
- 最も辛い修行千日回峰行を二度達成した酒井 雄哉さんの本
- 「今できることをやればいい」
- 「一日一生」