【感想・ネタバレ】新書で名著をモノにする 平家物語のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年02月24日

大河ドラマ平清盛や鎌倉殿を楽しむために。平家物語の全体像が把握できて良い。ドラマの細かなエピソードも実際に平家物語に残っているものと知れて面白い。

0

Posted by ブクログ 2013年01月23日

吉川英治の新・平家物語でも挑戦しようと思ったら、16巻くらいあると知って即断念。即。
なので、ざっくり概要が掴めるのと、ちょっと変わった視点も取り入れたような本がないかしらと思い、即購入。
んー、まあフツーですね。新書でざっくり平家物語。タイトルどおり。
ただ読んでみると、今の大河はやっぱり細かい歴...続きを読む史エピソードも丁寧に拾ってることが分かる。

0

Posted by ブクログ 2012年02月14日

平家物語は無常と普遍、栄光と没落を学ぶ最高のテキストだと著者さんは言う。

大震災前から、現在の世の中は、もはや乱世を超えて末世の様相を呈していると著者さんは言う。国土は疲弊し、庶民の生活は逼迫しつつあると。

さらに著者さんは、以下のような分析をなさる。
朝令暮改をくり返す為政者たち(政府)、批判...続きを読むするだけで何もしない貴族たち(野党)、
騒ぎ立てるだけで仕事をしない寺院勢力(学者・マスメディア)...etc.
確かに、どう考えても、現代という末世は、幕末維新ではなく、平家物語の時代に似ているよね。

著者さんは、歯医者さんらしいですけど、なかなか興味深い分析でした。

さらにさらに、戦うは男ばかりとは限らず、女たちもまた、それぞれの戦いを生きているという。OLも女学者もキャバ嬢も、千年前からいたのだと。

確かに平家物語関連の新書を読んでいると、そんなことがおぼろげながらわかりますねぇ。オイラみたいな歴史音痴にも、楽しく読める本でした。

おすすめ度は5点中、3点。



◎目 次
はじめに 「現在」はいつも乱世
第1章 平清盛は悪人か
第2章 貴族という「官僚システム」の腐敗、平家の変質
第3章 院----「代行」という無責任な権力者たち
第4章 山門・南都寺院という火種----わがままな「知識」と「大衆」
第5章 戦う男を駆り立てるもの
第6章 女たちの物語
終章 「歴史」「物語」の使い方

0

「小説」ランキング