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Posted by ブクログ
大河ドラマの関連として読んだ
平安時代の本ははじめて読んだかとても面白かった
今も昔も人間は変わらないと思ったのと、道長は教科書上で学んだ人物像と違って、思いやりがあってどちらかというとのんびり屋で、プレイボーイでもないことがわかった
また、もちろん男の子の孫ができたのが一族の繁栄に大きかったと思うがそれ以前に病気や伝染病にも罹らなかったのが、一番大きいのではなかったかと思う
そういう意味で、健康、長生きが大事で、一つ前の大河ドラマの家康や、現代人にも共通して言えると思う
Posted by ブクログ
古典を習い大鏡に面白さを見出す才女が描く王朝小説
タイトルになっている「この世をば 我が世とぞ思ふ
望月の 欠けたることも なしと思へば」でラストを
飾る構成、本書は上下巻の下巻・・・上巻は後日w
歌は、長女彰子(一条天皇)二女研子(三条天皇)四
女威子(後一条天皇)五女嬉子(春宮嬪=御朱雀天皇)と四女までの喜び(威子立后宣下)を宴で詠んだ歌
章毎に視線が変わるので若干の違和感があるものの、
史実を複眼的に別方向からとらまえていて面白い
永井路子先生の政治状況・人間関係から推測して描く
物語は、最近読み漁っている学者さんの論と差は無く
本当に史料に親しみ研究されていると頭が下がる