あらすじ
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普段ほめられることはなく、陽の当たることのない縁の下の力持ち――それが校閲。ひとつの言葉、ひとつの表現にこだわる日本語のプロとして本作りに欠かせない校閲者たちは、個性豊かな文芸作品とどう向き合っているのか? 文芸版元だからこそ知り得た作家とのエピソードや秘蔵の校閲あるあるを楽しめる校閲者の日常物語! ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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Posted by ブクログ
すばらしい「お仕事マンガ」でした。
本読みなら、手に取ることおススメしたい。
新潮社の校閲部の協力を得て、実在の校閲者(現役、OBOG含む)の経験と実際のエピソードを折りませ、校閲という仕事の、知られざる内情を、軽やかに描き出す。
校閲って、文字や用法の正しさ、「てにをは」の校正だけじゃないんだ、という驚き。なんなら、著者よりも作品を深く理解しているのではなかろうか。
著者や編集と
「ゲラで戦う」
という表現は、なかなか鬼気迫る。
実際の作家の名前も出てくる。誰が悪筆で、誰が特別な文字を使うか、(ほぼ)完璧な原稿を寄こすのは誰かなど、業界の知られざる裏情報も楽しい。
誤字脱字、表現の非統一などは二の次、本来、正すべきは、「事実かどうか」、「物語上の齟齬」だそうだ。なかなか奥深い世界。
縁の下の力持ちに、感謝!
タイトルの「くらべて、けみして」の意味も、最終話で分かる。
実に、スッキリ、爽やかな読後感。
Posted by ブクログ
『校閲ガール』では、かなり色々なことに首を突っ込んでいた記憶があるが、そういうことはほとんどしないらしい。
石原慎太郎の悪筆原稿には仰天した。そのための辞書まであったとは。
全般的に楽しく読めたのだが、ところどころ字が小さすぎて、老眼にはつらかった。
また、普段読書をしていて、たまに誤字や、これおかしくない?という箇所を見つけるのだが、これって報告した方がいいのだろうか?