感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月09日
【縁の下の力持ち】
校(くら)べる・・・照合して誤りを正す
閲(けみ)する・・・調べて見て確かめる
SNSやクラウドワークスなどで
「校正・校閲できます」発言を見かけますが
私には怖くてとても言えません
100年後に残る一冊を作る
その意気込みを学び始めたばかりです
Posted by ブクログ 2024年02月21日
とても、良かった。 ほんわかした絵に、文字の海を渡る仕事、というのが意外に合う。 作者の力量だろう。 出版社は、憧れの場所。 少し垣間見れたのが、嬉しい。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
縁の下の力持ち、校閲者の仕事を私たち読者に教えてくれる良書です。膨大な言葉の海を見渡し、誤字脱字だけでなく文章の前後を読んで矛盾がないかなど、プロの仕事を垣間見れます。常日頃から様々なことにアンテナを張っていないとできない仕事なんだろうな。
「他人の誤りを見つけたときは同じ校閲者として他人事ではな...続きを読むく自分ごととして捉える」このフレーズにグッときました。私は校閲者ではないけど、働く者として肝に銘じます。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
出版社の校閲部の人たちのお話
すごく興味深く読めました。
若い頃、校正の通信教育をやってみたことがあったなぁ。でもすっごく難しかったのを覚えてます。 すごい人たちでした。
Posted by ブクログ 2024年04月03日
校閲関連の書籍は何冊か読んでいるが、これもまた本好きにはとても興味深いものであった。
本のタイトル、「けみして」の意味もなるほど最後に納得。
この仕事、憧れるけれど、とても出来るとは思えない、すぐく特殊で難しい、職人の領域だ。
パタパタという作業、これで違いがわかるとは凄い!
AIが進歩しても...続きを読む、人間なしではできない仕事である。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
作家の原稿をチェックする校閲という仕事があるのは知っていたが、こんなにも専門的な知識を持ったらプロ集団だったとは。
誤字脱字はもちろん、書かれている内容に矛盾がないかを、作品全体の年表を作ったり、登場人物の年齢や特徴、関係性などのメモを作ったりしながら確認していく。「百年後に残す一冊を作っていくとい...続きを読むう意志」がカッコいい。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
校閲という仕事の内容や、どのような工程で一冊の本が出版されるのか、その裏側が知れた。ことばに携わるものとしてのプロ意識が素晴らしかった。他のことにも応用できそう。
Posted by ブクログ 2024年02月13日
ここに書いてあるのは、ほんとにあるあるなのです。
校閲部員のキャラクターもあるあるだし。
変人(こだわり強め)が生かされる仕事(笑)。
『校閲ガール』がドラマ化されるまで、あまり世間には知られていなかったけれど、
いまは多くの人が知っているのは、なんか嬉しい。
そういえば、新潮社の社食、むかしNH...続きを読むKの「サラメシ」で見たなぁ……。
Posted by ブクログ 2024年02月11日
本作りに欠かせない存在でも、地味な印象が拭えなかった「校閲」のお仕事に日の目を当てた作品には宮木あや子さんの『校閲ガール』がある。
わたしは石原さとみ主演のドラマをちらりと観ただけだが、大変そうだけど、やりがいのあるお仕事だな、と思っていた。
その「校閲」を、新潮社校閲部協力のコミックエッセイとして...続きを読む描いているのがこの作品『くらべてけみして 校閲部の九重さん』だ。
架空の会社、新頂社校閲部文芸班社歴10年の九重心(くじゅうこころ)35歳と、編集志望だったのに校閲部に配属された新入社員の瑞垣を中心に、個性豊かなキャラが「校閲」の奥深さを体現している。
あらためて、大変責任のあるお仕事だと思うとともに、校閲部の方たちの並大抵でない苦労のもとに、私達はするすると本を読めてるんだなと、感謝と尊敬の思いでいっぱいになる。
印象に残った言葉は
「ぼくら校閲と作者は ゲラで戦うんだから」
ゲラ、とは、校正、校閲のために印刷所が出力した紙(試し刷り)のこと。
そこに校閲部が赤ペンで校閲し、作者の元にゲラを渡して確認してもらう。
それを繰り返すのも本作りの大事な作業なのだ。
作者と編集者と、校閲者で、三つ巴の戦いをしている感じなのだろうか。
読者に完璧に近い作品を届けるため、誇りを持ってお仕事されている。
誤字、脱字は、校閲者にとってやはりショックらしく、見つけてよろこんでいた自分を戒めたい。
Posted by ブクログ 2023年12月31日
フィクションではあるが、校閲の仕事について実態に即して描いたと思われる
表記の統一が真っ先に考えられそうな仕事であるが、そうではなく内容の整合を求められる仕事
出版業界に於いて非常に重要なものであるにも関わらず、校閲部を擁している出版社は数少ない
IT技術で支えられる面も多いと考えられるが、出版不況...続きを読むで、それもままならない
資本主義という制度で知性の根源が脅かされている事態に憂いを感じざるを得ない
Posted by ブクログ 2023年12月29日
世界がまた少し広がる楽しさを味わえて大満足
何よりキャラクター達がかわいくほっこりしてると
時にガツンと含蓄のある言葉にハッとさせられた
特にラストのおじいちゃんとのやりとりには鳥肌
Posted by ブクログ 2023年12月27日
舞台となっているのは「業界No.1」と評される新潮社の校閲部です。
10年目となる主人公が新人社員に「校閲部の仕事」を伝えてゆく、というスタイルで、校閲の仕事を紹介しています。
「くらべてけみして」というタイトルは、「校」という字は「くらべる」と読んで「照合して誤りを正す」という意味であること、「...続きを読む閲」という字は「けみする」と読んで「調べたり見て確かめる」という意味であることが最後で明かされますが、いわゆる誤字脱字といった誤植の指摘だけではなく、事実関係の調査も含めて「間違っていないかどうか」を限られた時間の中で高い精度でこなすプロの校閲者の矜持を感じさせてくれる作品です。
「校閲」をテーマとした作品に対しても、校閲部の方が目を通したのだと思うと、少し不思議な気もします。
個人的には、もう少し一つひとつの作品の校閲についてのエピソードが充実しているとより楽しめたかな、とも思います。
Posted by ブクログ 2024年04月29日
以前から校閲というお仕事が気になっていたところ、本屋さんで見つけてしまい即購入。
「新頂社」の校閲部に勤めて10年の九重心(くじゅうこころ)35歳は、編集志望だった新入社員の瑞垣さんの教育係をすることに…。
こちらの漫画は新潮社の編集者さんと校閲者さんたちが全面協力しているそうです。
校正では...続きを読むなく校閲をするということ。
「百年後に残す一冊を作っていくという意思」
そんな心意気が素晴らしいですね。
タイトルの『くらべてけみして』とは、
「校」は「校べる(くらべる)」…照合して誤りを正す
「閲」は「閲する(けみする)」…調べたり見て確かめる
という意味なんだそうです。
私も言葉や漢字や辞書も大好きで、すごく興味深くおもしろかったです。ぜひ続編も出して欲しいなぁ。
石原さとみさん主演でドラマにもなった、宮木あや子さんの『校閲ガール』もいつか読んでみたいです。
Posted by ブクログ 2024年03月29日
本を作るのに携わる人たちはさまざまな小説の題材になってきた。作者はもちろん、編集、装幀、製紙、印刷、製本お仕事小説は読んできた。この作品は、奥付けにもその名が乗らない「縁の下の力持ち」、校閲者に光を当てるコミック。
タイトルの「くらべて、けみして」って何のこと
?って思ったら、校(くら)べて、閲(...続きを読むけみ)してという意味で、まさに校閲の本来の仕事を表す言葉だった。
新潮社の校閲部の協力のもとに書かれたということで、編集との確執や作者とのやり取りは読んでいて面白く、ただの誤字修正だけではない奥深い校閲の仕事に触れることができた。
中でも、「僕ら校閲と作者はゲラで戦うんだから」という伝説の校閲者の言葉には校閲者の矜持を感じられた。
Posted by ブクログ 2024年03月17日
出版社(本著は新潮社をモデルにした架空の出版社)の校閲部を舞台にした物語。
あっさりとした筆致でちょっとコミックエッセイっぽさがある。
内容もあっさりしているので、サラッと読める。
Posted by ブクログ 2024年03月17日
『校閲ガール』では、かなり色々なことに首を突っ込んでいた記憶があるが、そういうことはほとんどしないらしい。
石原慎太郎の悪筆原稿には仰天した。そのための辞書まであったとは。
全般的に楽しく読めたのだが、ところどころ字が小さすぎて、老眼にはつらかった。
また、普段読書をしていて、たまに誤字や、これおか...続きを読むしくない?という箇所を見つけるのだが、これって報告した方がいいのだろうか?
Posted by ブクログ 2024年02月23日
校閲部に配属された新入社員の瑞垣さん。
10年選手の九重さんのもとで
校閲の仕事を学んでいきます。
校閲といっても、それが小説か、実用書か
はたまた漫画かによっても違うでしょうし
文章に入り込むタイプの校閲者もいれば
客観的に文字として読むタイプの人もいる。
理想を言うと
両タイプの方がチェック...続きを読むしてくだされば
文章の矛盾も、文字の間違いも拾えるけど
そうもいかないから
みなさん日々奮闘されているのでしょうね。
ベテラン矢彦の言われるように
これが正解というものさしがないのが
校閲の難しくもあり
やりがいのあるところなのかな。
Posted by ブクログ 2024年01月05日
新潮社校閲部協力で描かれた校閲コミック。
あるある……を列挙している感じだけれど、絵柄があっており、淡々としていて読みやすい。
何回見ても、何人が見ても、完璧ってないよな~と実感している身としては、校了後に見落としを見つけるのが嫌だから担当した本ができてもほとんど見ないという談話は気持ちがよくわかる...続きを読む。いやほんと、なんで終わってからだと気づけるのかな。