【感想・ネタバレ】美術泥棒のレビュー

あらすじ

〈 稀代の窃盗狂か、恐るべき審美家か? 〉

ヨーロッパ各地から盗んだ3000億円分の美術品。
そのあまりに華麗な手口と狂気的な美への執着を暴く、第一級の美術犯罪ノンフィクション。

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若くして手を染めた美術品窃盗の道。
使う道具はスイス製アーミ―・ナイフ、ただ一本。
欧州を股にかけ恋人と盗みに盗んだ、輝くような日々。
屋根裏部屋に飾っては眺め、撫で、愛し、また盗む。
その先に待ち受ける想像を超えた結末とは……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ヨーロッパで起こった実際の2人組の泥棒の話。

あまりにアートを愛し過ぎて
盗みを働くのだが、

もう盗むことも中毒になってしまい、

捕まっても、釈放される度に、また盗んでしまう。

読んでても後半は悲しくなります。

ちなみに、アートと窃盗に中毒になっていく表現は官能的で美しくて秀逸です。

0
2025年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

始まりは純粋な美への憧れであっても、どんどんエスカレートし、盗品を粗野に扱う様子も出てきたあたりから、窃盗から得られる快感が目的になってきているように感じた。一つの依存症なのだと思う。

そしてお母さんの所業に絶句、、公共の財産であったものが不当に奪われ、そして永遠に失われる悲しさ。想像力があればとても行動に移せないと思うけれど、実行した背景にあるのは一時の感情の爆発か、息子への歪んだ執着か。

命以外に、償えない盗みもあることを知った。

0
2024年10月07日

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