【感想・ネタバレ】日本発! 世界を変えるエコ技術のレビュー

あらすじ

次世代エネルギーのカギはここにある。

電気抵抗ゼロの超伝導直流送電!
オイルをつくる藻?
電気不要、砂漠で使える冷蔵庫!?

驚きのエコ技術のタネが、まさにいま、日本の研究者たちによって生み出されています。
地球の未来を左右するかもしれない、選りすぐりの最先端技術を一挙に紹介!

Webマガジン「WIRED VISION」の連載「エコ技術者に訊く」に、さらに解説を充実させて、専門知識がなくても楽しめるよう単行本化しました。

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Posted by ブクログ

 震災復興本は、なんか出尽くしてしまって、教訓本、説教本のようなものしか、残っていないので、ここは観点を変えて、新技術の本を購入。

 山路さんはフリージャーナリストのよう。

 日本の最先端というか、まだ実用化されていない新技術の事例のルポ。

 おもしろいなと思った点。

①電池の主流のリチウム電池は、リチウムの産地がブラジルなど特定の国に限られ安全保障上問題があること、リサイクルができないことから、マグネシウム電池など新しい電池の開発が試みられていること。(第1章)

②ライフルのように重イオンビームでDNAをうちぬいて、年中さく桜とか塩害に強い稲とかを生み出していること。(第5章)

 生物学の進化はすごくて、鯖にまぐろを生ませる研究とか、読んでびっくりの研究もあり。

 塩害に強い稲は、東日本大震災で被害のあった農地で活用されているのかな。

③ジェットコースターの原理を活用したエコライドで、大江戸線などのミニ地下鉄の10分の1のコストを実現。(p184)

 経済産業省の補助で、東大の千葉センターに実験線までできている。

 環状の路線に適しているらしいので、大規模な高台移転などに使えるかもしれないな。

 そのほか、人工のくもの糸など、実用化されているものもあり、日本のイノベーション能力もまんざらでない気がしてきた。

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2011年10月06日

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