【感想・ネタバレ】人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへのレビュー

あらすじ

最初から何もかもがうまくいく人なんていない。失敗したり挫折したり、時に不安で眠れなくなったり……。野球とサッカーで日本を代表する二人は、そんなときをいかに乗り越えてきたのか。「成長のためには怒りや悔しさを抑えるな」「人生は『3歩進んで2歩下がる』の繰り返し」「選択に迷ったら難しいほうを選べ」「小さいことに手を抜くと運が逃げる」「欠点には目をつぶり長所を伸ばせ」等々、プレッシャーに打ち克ち、結果を残してきた裏には、共通する信念があった。実は順風満帆に進んできたわけではない二人が、人生の「試練」の意味を問う。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

非常にタメになる一冊だと思います。
王さんと岡ちゃんとは意外な組み合わせな気もしますが、わかりやすくてあっという間に読み終わりました。

いろいろな点で感銘を受けたり参考になったことがありますが、個人的には以下の3点が特に印象に残りました。

(1)やる前にあれこれ調べたり考えたりするのは、うまくいかなかったとき、馬鹿にされたり否定されたりするのが嫌だという気持ちがあるかもしれません。
じっとして行動を起こさなければ成功も失敗もなく、誰からも何も言われずに済みます。
→確かにそうやって逃げる傾向は多々あります。そのように消極的になってはいけないと自戒を込めて。

(2)仕事に限らず何をするにしても、僕は「やった!」という達成感とか胸の中にこみあげてくる熱い感動こそが、本当の報酬だと思うんです。お金や名誉はその後に必ずついてきます。
→「熱い感動=報酬」とは考えもしませんでした。「熱い感動」を求めて行動しないといけませんね。

(3)何か自分が得意なこと、やって楽しいことが見つかったとき、より高いレベルへ行きたいというのは人間の本能でしょう。そうやってチャレンジしているうちに「運」も向こうからやってくるんですよ。
→「ツイてない」というのはやるべきことをやってから考えないといけませんね...

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2012年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロ同士の会話が聞けたような感覚。
岡田監督の、PKでゴールを決めるのは、練習でも8割決まっているという部分が印象に残った。練習の大切さがわかる。
王さんの早稲田実業に行った経緯も運の流れがすごいなと思った。
プロになると楽しいという感覚が無くなるという部分は、さすが突き詰められた方たちだと感じた。

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2025年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かっとなっても,怒ってはいけない。それをバネにしろ。

それにしても王さんはすごい人格者だなぁ。

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2015年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

王貞治元WBC監督と岡田武史元日本代表監督の若者向けのメッセージ対談本

下記が心に響いたフレーズ


「自分の不安や悩みから目を背けず、しっかり向き合う。不安から逃げないで向き合っていると、慣れてくる。」
「逆に、不安や悩みの全くない人は、人生と真剣に向き合っていないから、あまりたいした成果を上げることができないということもいえます」
「もうこれでいいやと思ったら終わりなんです。成長はそこでストップします。次は大丈夫だろうかという不安があるから、努力できるんです。」
「切り替えはもちろん必要です。でも、勝ち負けにこだわって自分を追い込むことができないと、自分が本来持っているはずの強みとか長所といったところも発揮できません」
「人間はね、そんなに賢くないから、失敗しない限り学べないんです。失敗することで、これをやったらダメ、こうやれば上手くいく、ということが分かってきて、自分なりの答えの引き出しが増えていきます。すると、全く初めての状況にぶち当たっても、それまでの経験値から、それなりに対応できるようになるんです。そういう答えの引き出しが少ないとしたら、それは失敗や挫折が足りないんです。」
「不安や悩み、怒りといったものは、生きている間は途切れることがないし、むしろ人生を前向きに進んでいくためのエネルギー源なんだと考えたら良いんでしょうね」
「一直線に上手くなったヤツなんていないぞ。みんな何度も調子が落ちて、そこからまた上がっていくんだ。何でスランプがあるかというと、一段高いところへ飛び上がるためなんだ。ジャンプするとき、誰だって一度かがむだろう。それと同じで、スランプの時こそ前と同じ所を見るんじゃなくて、飛び上がる先の方を見ないとダメなんだ。
選手個人にしてもチームにしても、調子が悪くなったとき、過去の良かったときや黄金時代に単純に戻ろうという発想だと、絶対上手くいかない。元に戻るんじゃなくて、もっと先にへ行くんだ、もっと高いところを目指すんだという気持ちで行かないと、後戻りしたままになってしまう。
大事なのは、上手くいかないときにもうダメだ、限界だ、なんて簡単にくじけたり、諦めたりしないことです。明けない夜はない、やまない雨はない、といいますが、諦めさえしなければ、たいていのことは乗り越えられるものです。
誰でもジグザグを描きながら上がっていきますが、その途中では何事もポジティブに考え、物おじせず積極的に出て行くタイプの方が大きく伸びるように思う。」
「特に大きな壁って誰にでもやってくるわけではないし、ある意味チャンスなんですよ。壁を乗り越えたら新しい景色が広がっているんですから、むしろ歓迎しないといけないのかもしれませんね。」
「自分で意識して、とてつもない挑戦や厳しい試練の機会をつくる。何を選んでいいか分からないなら、一番難しそうなものを敢えて選ぶ。そういう風にしないと、本物の夢や目標というのは見えてこないのです。」
「人生は思い通りにいかないことがたくさんありますが、そういうときこそいろんな人との出会いがあって、新しい道が開けたりします。そう考えると、なんでも順調に進むのは良くないような気がします」
「運を掴む秘訣なんかなくて、そのときそのとき、一生懸命やるだけ。
運は誰にでも平等に来るんです。だから、常に運を掴むように準備している人が運のいい人なんです。あるいは、運を掴もうと必死になっていると、誰かがちゃんと見ていて、最後にご褒美がもらえる気がします。」
「当たり前のことを諦めないで、粘り強くやることがどれだけ大事か。それで勝てるかどうかは分からないけど、やらなければ勝てる可能性がゼロになるんですね。」
「目標を本気で信じられるかがカギ。必ず達成すると心の底から信じ切ることが重要。」
「細かいことで自分は弱いなんで思う必要もないし、逆にそこで満足するならそこまでなんだろうし、人生において何が幸せか、何が成功なんて、自分で決めるしかない。」

もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。
そのまま弱い自分を受け入れたら良いんじゃない?
たまに飲みに行っても、遊びにいたりしても良いと思うよ。
君は別にトップアスリートになるつもりじゃないだろう。」

『もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。
そのまま弱い自分を受け入れたら良いんじゃない?
たまに飲みに行っても、遊びにいたりしても良いと思うよ。
君は別にトップアスリートになるつもりじゃないだろう。』

この言葉がなぜか響いた。このままじゃいけないなと。
やっぱり目の前のことに集中して努力する。辛くても、くじけない、諦めない。じゃないと運は味方につかないと思いました。
超一流のスポーツ選手がいうのだから間違いない。
確かに、自分の幸せ、成功なんて定義が違うし、人それぞれ。何が正しいなんて無い。
でも、少なくとも自分は、仕事での成功、自己成長(昨日の自分より上回る)ことが全て。それによって何かを失うのはある程度やむを得ないのかなとも再認識した。
自分の方向性はいい方向に向かっている、でもまだまだ修行が必要と認識させられた本でした。

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2012年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 目標を本気で信じるというのは、信念とか哲学といい換えてもいいと思います。それらを持っているかどうかで、結果は全然違いますね。チームの目標であれば、それを全員が本気で信じられないとだめです。大事なことは、その目標を自分自身が、チームであればメンバー全員が本気で信じて、それに向かって行けるかどうかということなんです。
 リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。その目標は他の誰よりも次元が高く、私利私欲とも関係ないものでなければなりません。そういう目標に向かって必死に努力している姿を見て、まわりの人はついてくるんです。

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2012年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロスポーツで頂点を極めたBIGな2人の対談形式で、興味を引いたので読んでみた。個人的に尊敬する王貞治さんのプロとしての厳しさ、プロとしてのプライドの保ちかたを語るくだりは、やはり迫力を感じた。そして指導者としての2人の、後輩を育てようとする心意気にも感激した。

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2011年12月04日

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