あらすじ
新宿歌舞伎町は不穏な空気に包まれていた。それを知ってか知らずか、そこを練り歩く柴千春の前に現れたのは、台湾での闇試合の代打ちとして不敗の凶人と畏れられた龍書文。「自然」を体現する龍書文と、「不自然」を貫き通す柴千春の、驚天動地の「喧嘩」が幕を開ける!
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Posted by ブクログ
バトル開幕!って感じです。チハルが強者と戦います。
即ち、アイアンマイケルとの死闘を思わせる戦いの火蓋が、この2巻から切られるわけです、超アツイのです!
強さを意識させる演出と、チハルが憧れる花山薫の「いつでも、どこでも、だれとでも」の路上ルールを地で行くバトルが最高です。
不良の定番の喧嘩スポットで暴れることになるので、めちゃくちゃ攻撃が痛そうですけど、人目を憚って喧嘩してこそ不良だなって気分になるんでアガります。地元で子どもの頃、あの角と、あの細い裏道は通っちゃいけなかった感覚が呼び起こされます。
打撃のぶつかり合いは命のきらめきを感じさせてくれます、与えるダメージと受けた痛みが、死のベールをアドレナリンで発破する感じです。
この2巻から、3巻をまたいで繋がるストーリーが超最高なので、オススメです!
Posted by ブクログ
バキ外伝「花のチハル」2巻。
千春の凄さを列挙した1巻から、彼を中心とした物語が始まりました。歌舞伎町を牛耳っている?ヤクザが千春の抹殺を目論んで送り込んだのは、龍書文と郭春成。
うぅん。
龍書文はいい。擂台で強さを発揮していたので。ハンドポケット戦闘術はロマンがあって好き。真田流居合拳とか。ただ、郭春成の方は未知数というか、いいトコなかったんだよなぁ。親父から直々に弱者のレッテルを貼られてしまったし。彼の面目躍如となるか、というもの気になるところですが。
郭春成の相手は花山薫なんだよなぁ。うぅん。
路地裏の駐車場で始まった千春と龍書文の戦い。圧倒的敗北な状況から立ち上がり、肉体をぶつける千春の前に、龍書文はどう立ち向かうのか。
観客となってしまった西川くんのように、なぜか千春を応援してしまう。ヤンキーは嫌いなんだけどね。ぶちのめされてるザマァ、というのは自分も思います。それでも、千春は応援してしまうんだよなあ。アイアン・マイケルの頃からそうです。
不思議なヤンキーです。