【感想・ネタバレ】今日、君と運命の恋に落ちないためにのレビュー

あらすじ

【電子版巻末にはセカイメグル先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
「運命の赤い糸」を幼い頃から信じて生きてきた立花颯太(たちばな・そうた)。
20歳になった彼がついに出会った運命の相手・宝生(ほうしょう)まゆらは、
少し変わった「予知能力」を持つ少女だった。
「私は絶対にあなたと恋なんかしない」そう言い切るまゆらは、颯太にある提案をするのだが――。

能力を持ったためにずっと苦しんできたまゆらは、運命が「絶対」ではないことを証明しようとし、
運命を信じてきた颯太は、好きな相手の思いも尊重したくて思い悩む。
いつ破綻してもおかしくないこの関係の行く末は――?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

予知能力で見えた未来に抗おうと時には想定外の方向や方法で頑張り続けたツンデレ彼女が素直になるまでの物語だったと思う。
運命の相手である彼に初手から完全に惚れてるの丸分かりだったから。

どう見ても両思いなのに恋仲になったら絶交という彼女。
どんな悲観的な未来が見えていたのだろうと思っていたら、まさかの方向性で最初読んだ時は正直肩透かしだった。
「え、まさかそんなことで」が第一印象だったので。
それが終盤の展開というか、更なる解釈が見えてくるとやっと納得できた。
今まで頑張り続けた人に「頑張らなくても享受できる幸せ」は恐怖なのだろうと。

この物語は、一人で頑張り続けた彼女に運命の恋人が「頑張らなくてもいいんだよ」を伝えるまでの物語である。

なお、最初から結局両思いな主役カップルより彼の幼なじみの恋の行方の方がややこしいゆえに気になった。
彼の運命の相手は……これもまさかの方向性だった。

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2023年11月07日

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