【感想・ネタバレ】氷竜王と炎の退魔師(3)のレビュー

犬飼のの / 笠井あゆみ

無邪気だった少年は、竜人の責務を果たし、一夜にして大人の男に変貌を遂げる――大人気「氷竜王」シリーズ待望の第3弾!! 沼津湾にスピノサウルスに似た怪魚が出現!! その正体は、慈雨(じう)の血が原因で突然変異を遂げた慈雨の眷属!? 竜人の秘密を守るため、父親の可畏（かい）から怪魚スピノの抹殺を命じられた慈雨。苦しみながらも責任を果たすけれど、その夜以来、人間離れした速度で身長が伸び始めた!? 竜人だとバレないように慈雨は転校を決意して!? 一年後、雄獣のように逞しく変貌した慈雨が、再び学園に降臨する――!! ※口絵・イラスト収録あり

[RN · ★★★★★]

　今回は恐竜対決があり、この物語は人間のお話というだけでは無いと改めて思わされました笑。
　攻めくんと受けくんが決まりました！いろんな意味でビッグカップルです。攻めくんも受けくんも童貞処女で初々しいのにえろがダダ漏れでした。

[ブクログ · ★★★★☆]

まず表紙絵の慈雨君が、それまでの2巻と豹変する。可畏と見まごうような立派な男に成長し、心の成長と共に一段逞しくなった。成長を促した出来事は悲しかったけど、慈雨君やっぱり可畏の息子だわ～と、惚れ惚れしちゃう。蛟の住む霧影島でも幽霊騒ぎがあり、寿命の延命が可能になったことによる、ゴタゴタもショック。長く生きることって、心が平安な時ばかりじゃなくなるってことなのね。