【感想・ネタバレ】布のちから 江戸から現在へのレビュー

あらすじ

歌麿が春画で描いた腰巻きや下帯、バリの儀礼用絣グリンシン、日本の着物の生命樹の柄……。江戸から現在へ、布はアジア文化のなかでどのように作られ、流通し、愛されてきたのか。人気江戸学者で法政大学総長の快著。カラー口絵8頁

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Posted by ブクログ

ガンジーが英国の大量生産の木綿に対して、カーディとチャルカの運動で手織り木綿を作っていた話は非常に感動した.また沖縄で素晴らしい布が作られていることを知り、日本文化の奥深さを再認識できた.手仕事は元々実用品を作るものだったが、現在では奢侈品のものになっていることを危惧する指摘も紹介されていた.布ばかりでなく刺青の考察もあり、著者の視点の幅広さに驚嘆した.世界各地の布を丹念に調べている一大成果が盛り込まれた好著だ.

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2020年11月03日

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