【感想・ネタバレ】真田の具足師のレビュー

あらすじ

「武士を生かすも殺すも、わしらの腕一本や」――こう言い放つ気概ある具足師たちが、真田信繁を日の本一の兵(つわもの)にした! 本作の主人公・岩井与左衛門は、南都奈良の具足師(甲冑師)の家に生まれ、修業を積んでいたが、あるとき「ズクを打った」(不良品を作った)と言われ、勘当される。その才能を惜しみ、目をつけたのが徳川家康。徳川軍が信濃の国衆・真田との戦いに惨敗した理由は、真田兵が身に着けている「不死身(しなず)の具足」にあり、と考えた家康は、与左衛門に真田潜入を命じる。甲賀の忍びの女と夫婦を装い、真田の本拠地・上田に入った与左衛門だったが、そこで思いがけない光景を目にする。赤備えをつくった具足師たちの命がけの闘いを描いた、戦国エンタテインメント。真田vs徳川のもう一つの死闘に、手に汗握る傑作長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わって大河ドラマを堪能した気分になりました。甲冑、具足などこれほどまでに緻密に調べ表現する歴史小説は初めてです。あと乃々の死は残念でなりませんでした。私の大好きな真田を扱った大傑作間違いなしです。「不死身の具足」を実際見てみたいです。これほどまでに葛藤する歴史小説真田を堪能して下さい。

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2023年08月10日

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