【感想・ネタバレ】蛇恋の禊 【イラスト収録】のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

平凡な生活から拉致され岐柳組組長となることを強いられた凪斗。最愛の男・角能がいれば何でも耐えられると思っていたが!?


ネタバレ・・・壊れてしまった凪斗を前に燃える《初恋》を苦笑して抱きしめた角能に心が震えた。この事で角能は胸に大きな火傷を負ってしまうが傷を治さず凪斗と添い遂げて行こうとする覚悟と熱い想いが伝わって感動した。物語の始まりから小道具(絵)の使い方、最後の締めくくり方、総じて非常に良く出来た作品。

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2013年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

蛇淫の血の角能と凪斗のその後の話。蜘蛛の褥の久隅もチラチラと出てます。
レーベルが異なりますが順に読みたい作品。

凪斗の苦悩と成長 ☆5
自分の為に大事な人達が傷付いていく・・・。
角能に危険が及ぶのを恐れ、遠ざけようとする凪斗。
一人もがき苦しむ姿が痛々しく切ない。
角能の深い愛を感じるシーンは本を持つ手が震えて涙が止まりませんでした。
暫らく余韻に浸りたいところですが、やっと入手した次作の蜥蜴さんも気になるっ!!

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2012年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『蛇淫の血』の続編。前作で身のうちに秘められた極道の血に目覚めた凪斗。愛する角能を得る代わりに堅気の自分を捨てて、父の跡目を継ぐ覚悟を決めた前作に引き続き、角能に支えられ四代目修行に精進する毎日を送る中、凪斗の襲名を快く思わない内外の敵から執拗なまでの襲撃を受ける。ごく普通の二十歳そこそこの美大生の自分と狂おしいまでに忌まわしい極道の血をたぎらせる自分。身のうちに相反する奔流に懊悩する凪斗は、角能さえも自分に求めているのは四代目として蛇性を現す凪斗だけなのかもしれないと苦悩する。大事な祖母や舎弟、愛する人達が自分のせいで次々傷つけられていくことに衝撃を受けた凪斗は、愛する角能にまで危害が及ぶのを恐れて、愛しいもの全てから距離を置いて堅気の自分を封印する。
中盤以降、陵辱、拉致監禁、近親相姦…等々、精神的にも肉体的にも痛々しい描写が多いので、読む側もそれなりに疲弊します。絶え間なく襲いくる試練のせいで、自分という人格から何から粉々に壊されて、蛇が脱皮するかのごとくそこから新しく再生した凪斗。自分の手の内で慈しみたいと思っていた凪斗が、もはや自分の手に負えないほど大きく変貌を遂げたことに戸惑いながらも、必死に食い下がる角能。前作では圧倒的に角能優位だったパワーバランスが今回完全にEVENになった気がする。凪斗が変わったように、角能にも変化が訪れる。生きる気力をすっかり失った凪斗を身を賭して現実世界に呼び戻そうとした角能の壮絶な愛。お互いの身を削り、魂と魂がぶつかり合うような激しい愛の物語でした。
はぁぁ…それにしても痛いな…。読む人を選ぶと思うよ。

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2013年12月26日

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