あらすじ
嵐の中、孤絶した館で超能力者が殺された。雷鳴、開かないドア、通じない電話、完全なる密室――。森に建つ洋館は“超能力者”神居静哉の別荘で《伽羅離館》と呼ばれていた。この屋敷に探偵・赤柳初朗、山吹、加部谷ら七人が訪れる。突然轟く雷鳴、そして雨。豪華な晩餐のあと、密室で館の主が殺された。死ぬ直前に聴いていたラジオドラマは、「τ(タウ)になるまで待って」。人気Gシリーズ第3作。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
森に建つ洋館は、“超能力者”神居静哉の別荘で『伽羅離館』と呼ばれていた。この屋敷に探偵・赤柳初朗、山吹、加部谷ら七人が訪れる。突然轟く雷鳴、そして雨。豪華な晩餐のあと、密室で館の主が殺された。死ぬ直前に聴いていたラジオドラマは、「τになるまで待って」。大きな謎を孕む、人気Gシリーズ第三作。
【感想】
だんだんとGシリーズの登場人物の個性が露わになって面白くなってきた。今回の事件は、謎と怪しさに満ちたところから始まった。
Posted by ブクログ
Gシリーズ、第三作。だいぶ新キャラたちの雰囲気に慣れてきました!森先生が仰ってた「人気にならないように」と言うのがよく分かり、ホント一見さんお断りな作風だと。結局犯人分からず仕舞いだもんなぁ・・^^; これからはドンドン真賀田四季博士が絡んで来そうでホント楽しみだ!
Posted by ブクログ
探偵・赤柳初朗に雇われたアルバイトとして、山吹、加部谷、海月は超能力者・神居静哉の別荘”伽羅離館(がらりかん)”を訪れる。
同じく、彼を取材をしに来ていた記者とカメラマンと晩餐を共に終えた後、密室での殺人が起こる。
Gシリーズ第3作目。
*****
森作品…テンション出だしから上がりつつ、さらっと読み終えた。
Gシリーズは、やっぱり、というか、あまり謎に重きを置いていないんだなぁと感じる。
ミステリのメインテーマは「犯人は誰か」というところにある、というのが大半であるように考えているのだけれど、森作品、森ミステリを読むと、乱暴な言い方だけれど「そんなものくそくらえ」。
まぁ、正直、あまり理解力のある読者ではない私は若干?かなり?もやもやする。
しかし、良い意味で諦めているのか、毎回「えっ、これはどうなるの??犯人の動機は??」とうろたえなってきつつある。
森作品にはまっているわけでもない、白黒はっきりつけて欲しい、真実を白日の下に!という姿勢でミステリに挑まれる方にはオススメはできない。
今回の作品では、S&Mシリーズ、ひいては、森作品に欠かせぬ“あの人物”の影がちらちらするのでファンは一瞬どきんとしてしまうはず。
“これから”がますます、気になってきた!
お話の中で超能力に対して、理系の方々は他者に比べると冷静な姿勢なのだけれど、理系と文系は思考というか受け方がだいぶん違ったりするのかなぁ。
森作品を読むと、そのあたりもすごく気になる。
自分を完全文系人間だと思っているので、憧れに近いものがある。
★蛇足メモ★
Gシリーズを読む時、何故か海月が出てくる度、“L”(『DEATH NOTE』)みたいな雰囲気を思い起こしてしまう。
表情や言葉で感情を表さず、発言や行動に無駄がないところがだぶるのかな。
同シリーズで一番お気に入りのキャラクタ。
Posted by ブクログ
超能力者の神居静哉が住む伽羅離館に訪れた赤柳探偵、加部屋、山吹、海月。
異世界に行く経験をする加部屋。
その後館は完全に閉ざされ、さらに密室の中で神居が殺された。
異世界トリックは海月くん、殺人トリックは犀川先生が爆速で解いた。GシリーズってなんかSMやVみたいに圧倒的な探偵役がいるわけではなくて、ちょっと物足りない感じはある。海月くんたちは萌絵と犀川先生の引き立て役なのだろうか。
異世界トリックはなんかそんなもんだろうなぁと。密室トリックはなるほどって感じだった。でもなぜ殺されたのか。そしてここに真賀田四季が住んでいたのか。犀川先生にあの部屋をみてほしかったなぁ
Posted by ブクログ
G3
なんでも、見たからと言ってそれが真相への近道とは限らない。
異界へ「連れて行かれた」ことより、「じっと残っていたこと」が大事だったのかも。
海月くんは、犀川先生は一体何者?
Posted by ブクログ
あぁ、もう、犀萌絵・・・。
それはともかく睦子おばさまと赤柳さん・・・えぇっ?!
何、誰っ?!
Gシリーズは読めば読むほどわからない。。。
いつかすべてが解かれるのか??