【感想・ネタバレ】クマのあたりまえのレビュー

あらすじ

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「死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ」というクマの子始め、動物たちの姿を通して「生きること」を考えさせる9つの物語。不器用で、けなげで、一生懸命生きている動物たちがそっと寄り添ってくれる、心にひとすじの風を通してくれるような作品集。文庫書き下ろしで「たいそう立派なリス」「聞いてくれますか」の2編を新たに収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。ベタな話だが「朝の花火」が良かった。少女を絞め殺そうとしたアオダイショウが、少女と毎日会話するようになってから次第に心を開いていく。最後はエレベーターに閉じ込められた少女を助けるために、鉄塔に登り自ら命を落としてしまう切ない物語。
最終話の「クマのあたりまえ」も良かった。小熊の言った言葉、「死ぬのは今でも怖いけど、死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ。」が心に残った。

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2020年08月23日

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