あらすじ
第39回うつのみやこども賞を受賞した著者による新シリーズ、第二弾!
ドキドキして最後はほっこり。共感できる子が、きっとみつかる4つの物語。
「親友が自分からはなれていってしまいそう」
不安になっていたセリの前にあらわれた「なんとかなる本」に、「なんとかして!」とさけんだら――。
気づくとそこは、不思議な図書館。
「一級コトバ使い・樹本図書館の司書 ヨウヒ」と名乗る女の子に事情を話すと、
「たいていのことはコトバの力をかりれば、なんとかなります。」
と、「満欠(みちてはかける)」というコトバの術をかけられた。
それは、自分の気持ちが「月」になって目の前に浮かび、
その時の気持ちに合わせて満月になったり欠けたりする術だった……。
【「一人がこわいさんと満欠(みちてはかける)のコトバ」】
ほかに、「楽してかわいくなりたいさんと顔書(かおにかく)のコトバ」
「あれもこれもムダさんと語飛(かたるがとぶ)のコトバ」
「ほめられたいさんと良所(よきところ)のコトバ」の計4編を収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コトバの怖さや素晴らしさ、私も案外わかってなかったかもなぁ…。コトバの力を借りれば大抵のことはなんとかなる、それはヨウヒの術がなくても同じことかもしれないな。
Posted by ブクログ
なんとかなる本、第2巻目。児童書だが、いくつも心にささるフレーズがある。「一人がこわいさんと満欠コトバ」「ほめられたいさんと良所のコトバ」が特に良かった。相手の気持ちに気づくようになった時、自分から発する言葉も変わっていく。小学生におすすめシリーズ。