あらすじ
世界に一大ネットワークをつくるーー権力者にもできなかった、この偉業を成し遂げたのは商人たちだった!古代から現代まで、11の商人を通して俯瞰する、人類の交易と流通と覇権の歴史。
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Posted by ブクログ
メソポタミアから現代までの中間商人の世界史をわかりやすく概説。ローマも大航海時代も先人のルートがなければなかった! という著者の思いが熱い。
フェニキア、パルティア、イスラム、ソグド……
そのダイナミズムが手軽に読める本。
次は参考文献から深堀りしていきたい。
Posted by ブクログ
中間的に経済の仕組みに入ってきて、中抜きしていく商人の姿を歴史的に捉えている書。時代背景等歴史に詳しくないと、特に古い時代の場合は、わかりにくい。せめてもう少し地図を添えていただけると良かったのかなと思う。さらに言えば、裏の人的なネットワークから見る視点(例えば華僑やユダヤ人・ネットワーク)が見えてくるとより面白みが出でくるのかなとも考えた。
Posted by ブクログ
ユダヤの商法のような本かと思ったが世界史の流れがメイン
後半近現代史から英国や日本の商社などに触れつつビジネス要素も触れていた
これまでは陸上や海上の物流貿易ネットワークで商人は儲けていたが、電信の発明以降はコミッション(手数料)がメインとなった。現代ではIT企業がネットワーク手数料で稼いでおり租税回避としてタックスヘイブンしている。
世界史としては面白かったが、商人たちのビジネス技法について深掘りが欲しかった。
普通の世界史本の要素が8割だった。