感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2012年03月29日
『フランケン・ふらん』が面白かったので、そのままの流れで。
あらすじから、パニックホラーのようなものだと思って読み始めたら、いきなりひっくり返された。だ、ダマしやがったな! でもうれしい。
僕は、「妖怪人間ベム」と「もののけ姫」をサッと和えたものという感じがしたけど、この人は面白味のブレンドが絶...続きを読む妙だ。
SF? 神殺し? いろいろ考えながら楽しめるエンターテイメント作品。
続きが気になって仕方ないのだが、巻末の広告で、2巻の発売は「未定!」となっていた……ぐぬぬ。
フィボナッチ! 2巻取ってきて!
Posted by ブクログ 2011年03月29日
いや~やはり木々津克久先生の作品はいいですなぁ~。
ファンはもちろん買いですが、他にも新しい発想の漫画をご所望の方にもオススメ。
今作はアーサー・ピューティーちゃんとアタルの逃亡生活を描いた作品です。
この逃亡の経緯こそが本作の一番の見所であり最大のネタバレであります。
第1話は逃亡の経緯をうまい...続きを読むこと描写していて「あ、やられた!」となるわけですな。
この逆転の発想が目を惹きつけて離さない展開で作品を非常に良いスタートを切らせるのですよっと。
木々津先生の読み切り情報を嗅ぎつけて当時1話のフラッパーを購入しましたが、最初のカラーページは描きおろしですね。
購読してた人は「おっ!」となったことでしょう、素敵な贈り物やで。
今作品は現時点では毎回旧友や仲間に出会ったり訪ねたりするんだけど
このキャラたちがなかなかいい。
思考方法が読者からすると異常なんだよね。
ほとんどの人間が怪物になってしまったこの作品では普通なのかもしれないけど。
けどそういうことじゃない。
説明したくてもできなくてもどかしいよ。
巻末にフランケン・ふらんの各話の作者一言にあたるものがあるんだけど
これがアーサーちゃんの回顧録という体で書き出されてるのがいいねぇ!
以下ネタバレ---------------------------------------
結局、この漫画は怪物が怪物化した人類に復讐される世界、というのが第1話の最大のネタバレであり作品全体を通した仕掛けなんだよね。
なので、主人公は間違いなく怪物である。
そして人類は怪物からみれば怪物になったわけなんです。
毎回の新キャラの魅力を語るにはまず、この前提を抜きでというのが僕には難しいのでもどかしいのです。
そして読者は主人公の目から漫画の世界を覗くわけだけど、
主人公であるアーサーたちは僕らからしたら思考が異常でいてそれが実に面白い。
神様が暗黒神様~だったり、くじら肉ネタやら映画ネタやら皮肉やら相変わらずの木々津節でござった。
フィボナッチちゃんは高確率で女の子と思うけど。
おにんにんがあってもそれはそれでいい!
なんという素敵キャラだ…
これからも活躍することは間違いないだろう。
アタルのことが好きっていうのがなんかいいよね。
アーサーもちょっとだけ嫉妬してるとことかかわいい。
自分のこと箱入りって自覚してるところとかアーサーも魅力いっぱいです。
Posted by ブクログ 2012年02月08日
人間と人間を支配する側のバランスがとある事件により崩壊した世界。逃亡する一組の男女がいて…。
これまで巧妙に人間の上に立っていた「人ならざるモノ」が正体を見抜かれた途端に立場が危うくなる、というのはこのテの話では基本フォーマットのひとつ。
詰まるところ、いわゆる支配者の黄昏にそこはかとない美しさを...続きを読む見てしまうわけですよ。
叙述トリックではないけれど、マンガならではの描写トリックとでもいうような表現がいくつかあるところも注目。
それから…最後に意外な、というかファンにはおなじみの人物が登場したのはまさにサプライズ。
それからそれから…すぐにベソかくアーサーさんカワイイな!
Posted by ブクログ 2011年06月28日
ラブありホラーありミステリありのファンタジーでした。アーサーがとてもかわいい!単なるグロではなく人間の醜さが詰まってました。他作品との繋がりもあり(しかも大好きなキャラで)、続刊が楽しみです。木々津先生はほんとうにすごい。