【感想・ネタバレ】メイド諸君！ 3巻のレビュー

きづきあきら / サトウナンキ

メイド喫茶で働く千代子はお客の一人・鳥取に恋をする。鳥取は生身の女の子である千代子を拒否するが、「ご主人様とメイドの関係」を千代子に提案されて受け入れる。しかし、やはりふたりの気持ちはぎくしゃくしてしまい…？ また、落ち着いたメイド頭・灰音は学生時代に男装の麗人・蜂矢と出会っていた。少女たちの揺れる心をせつなく描くメイド喫茶青春物語・大波乱の第３巻!!!

[ブクログ · ★★★★★]

鳥取に対してどう思うか。それでかなり印象が変わると思われ。
嫌悪感よりも同情、でした、私は。逆にチョコに、なんとも言えないイラつきというか、そういうのを感じてしまい。
読み終わったあとの、このモヤモヤ感がもう。たまらん。
そして最後に気になる一言が・・・

[ブクログ · ★★★★☆]

後半20ページだけの評価。鳥取様はヒロインの現実に打ちのめされた訳じゃなく、消耗されたキャラクターという観点から絶望している、余りの極悪さに感動。

[ブクログ · ★★★☆☆]

一、二巻とその右往左往を見守って来て、感情移入したと思っていた千代子が、いきなり凄まじい他者として屹立し始めるなんて新鮮……と驚きましたが、そういう人は要するに罠にはまっているのでしょう。人間には多面性があり、実際は何ら矛盾した要素でもないのに、衝撃を感じてしまった私は、程度の差はあれども鳥取君を笑うことはできない。