【感想・ネタバレ】アドルフに告ぐ 5巻のレビュー

あらすじ

カウフマンが驚くほど、神戸の街は戦争で荒んでいた。カミルらを拷問し、カウフマンは念願の極秘文書を手にするが、その時、ヒットラー死亡の知らせを受け愕然とする。三人のアドルフの運命を描く大河ロマン、ついに完結。

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手塚治虫は

スケールが違う!

2
2014年05月25日

購入済み

正義とは、重要だが軽薄

久しぶりに読みました。
懐かしく思いつつ購入して読み始めましたが、あっという間に作品に引き込まれ没頭してしまいました。
正義とは、振りかざす人間にとっては重要だが、振りかざされる人間にとっては非常に軽薄なものだ。本作品中で語られる正義には、大義はなく大義なき正義が生み出すものは悲劇しかありえない。その当たり前のことを真正面から描いた手塚治虫先生の視点は、物書きとしての定点がぶれることなく実に正々堂々としておられる。
作中の子供たちが、肌や髪の色が違う事を理由に同級生をいじめる場面にも、戦闘の場面にも、特高警察にも、ナチスにも、それぞれの行動に理由はあるが、それは単にそれぞれが考え出した理由でしかなく、大義でもなんでもない。
聖戦と言えども、あなた方の神様にとっては聖戦かもしれないけど、戦うことに大義はない。なぜなら、それはあなた方が考え出した神様だから、ということを訴えかけて来る作品です。
子供達にも読んで貰いたいと思います。

1
2014年10月18日

購入済み

歴史は繰り返す

終戦とヒトラーの死、ユダヤ人迫害の終結、ここから前を向いて頑張っていこう...で終わらないのが手塚治虫。
人はなぜ争いを繰り返してしまうのか、考えさせられる最終巻。

#タメになる #ダーク

0
2025年09月21日

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