【感想・ネタバレ】地産地消のエネルギー革命 もう原発には頼らないのレビュー

あらすじ

「神奈川県からエネルギー革命を興す」。2011年4月より神奈川県知事として選出された著者は、自治体発の脱原発や再生可能エネルギーの普及促進を打ち出す。8月26日には、「再生可能エネルギー特別措置法」も成立。電力会社にいくらで買い取ってもらえるのか、といった肝心な点は先送りされているものの、エネルギー問題を国民の生活レベルで議論する素地ができた。本書は、「創エネ・省エネ・蓄エネ」をコンセプトにする神奈川県の取組みと方向性を紹介。具体的には、水力発電、揚水発電、LNGコンバインドサイクル発電、地熱発電、温泉熱発電、風力発電、バイオマス発電などについて論じる。また、電気自動車(EV)やスマートシティ構想、発送配電分離、スマートグリッドなど、次代の電力供給のしくみを描き、ライフスタイルのあり方までを提案する。県民だけでなく、エネルギー問題に関心をもつ多くの国民に読んで考えてもらいたい1冊である。

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Posted by ブクログ

神奈川県の黒岩知事が書かれた本です.神奈川県におけるエネルギー施策に関して詳細に書かれています.分かりやすく,元気をもらえる本です.学生さんが読んだりするのにちょうどいいかな?

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2012年11月17日

Posted by ブクログ

「地産地消のエネルギー」とは別の本。
中身は殆ど太陽電池の話。知事になるまでのやりとりだとか、各種再生可能エネルギーの解説メインで、やや拍子抜けです。
エネルギーの本の姿を借りた立場の宣伝に見えます。各エネルギーの解説も、ちょっと不十分かな。

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2012年07月09日

Posted by ブクログ

本書は、原発事故後の今後のエネルギー転換を見通す内容で、よく整理された構成と簡潔な説明で再生可能エネルギーの「創エネ」、スマートグリッドなどの「省エネ」、蓄電池やEVなどの「蓄エネ」の内容を理解する入門書として最適です。各種のデータや情報を集めているので、コンパクトなデータ集や事例集として手元に置いておくのもよいかもしれません。

個人的には冒頭部分の知事就任までのストーリーはあまり斬新さを感じませんでした。その意味でも創エネ・省エネ・蓄エネの解説をしている後半が有用だと思います。また、全体として歯切れの良い内容ですが、最後の送電分離論などは電力会社(東電)や産業界に配慮した姿が行間に垣間見えます。

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2012年05月14日

Posted by ブクログ

「創エネ・省エネ・蓄エネ」をコンセプトにする神奈川県のエネルギーに対する取り組みを、現職の県知事が紹介する。反原発ではなく、「脱原発」であることを強調しながら、太陽光発電を中心に、水力、揚水、LNGコンバインドサイクル、地熱、温泉熱、風力、バイオマスなど、様々な再生可能エネルギーにも言及する。横浜市が、経済産業省の提案する「次世代エネルギー・社会システム実証地域」4都市の中でも最大の事業規模を誇るだけあって、スマートシティ構想など、次代の電力供給のしくみやライフスタイルのあり方といったリアルタイムの話題についても熱く語られている。

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2011年11月01日

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