あらすじ
お金が大好きなだけのただの少女・クロエは、金貨六百枚に釣られ「聖女候補殺人事件の捜査」という超無理難題を引き受けてしまう‥‥! しかも、聖女候補の中には神秘の力『祝福(ギフト)』を持つ者も存在する。クロエには勿論そんな力はない。だが、賭博で磨いた洞察力と記憶力を武器に聖女候補たちと渡り合い、事件の真相を追い求める!
【『薬屋のひとりごと』日向夏&『終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅』浅見ようのタッグでおくる極上のファンタジー×ミステリ!!】
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まだ情報収集の段階。
内容としては、神子候補によるお茶会を行い、翌日に合同のマナー教室、モニクとゾエと昼食、サロメと養護院の訪問といったところでした。まだ情報収集の段階なので、そんなに大きな進展はありませんでした。
まず、お茶会では占いの時のサロメの反応で、何か秘密があることを見抜きます。それが何を意味するのかはまだ分かりません。また、モニクが聖獣であるラズの名前を知っていたことが判明。これはイネスがつけたもので、クロエ、エラルド、イネスしか知らないはず。名前を読んだときは室内だったので、ラズ以外の動物もいない。モニクは、祝福でラズ自身から名前を聞いたのか? また、チーロの遺体の第一発見者でもあり、怪しい情報が次々出てくるので、逆に犯人ではないのでは?と逆張り。
そんな中、チーロが殺害されたであろう城壁のアロースリットを発見。ここから、クロスボウで撃たれたよう。実行犯は城壁の外の訓練場を利用する聖騎士と予想されるが、遺体をどうやって運んだのかという新たな謎が浮上。犯人は複数で間違いなさそう。
そして養護院に移動してから、物語の鍵となるであろう、クロエの魔道具の祝福防御が 1 回発動したことが判明した。祝福の発動トリガーは人によって異なり、言葉、行動、自動発動などがあるようで、容疑は神子候補の誰か。メタ推理になってしまうが、祝福が自動発動だったらあまりにもヒントがなさすぎるので、言葉か行動がトリガーになると予想する。その場合、ヴィオレットはその辺の描写が全くなかったので、可能性は低い。昼食で一緒だったモニクとゾエ、養護院への移動で一緒だったサロメが怪しい。モニクの祝福は動物と心を通わせるとのことだが、実は一側面でしかない可能性もあるので、容疑者からは外さない。
2 巻では事件の謎が深まり、登場人物たちの隠された一面が少しずつ明らかになってきました。次巻でどのように真相が明らかになるのか、今から楽しみです。