あらすじ
「人生は軽やかでなければならない。そして単純でなければならない。絵も同じ」「子どもは遊びに熱中すると、他のことを何も考えなくなって無心になる。僕はそういう状態で絵を描きたいと思っています」。老いと病を軽やかに超越し、創造の世界に日々、向き合う。アートの先駆者で87歳の美術家が語る、描くこと、生きること。
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Posted by ブクログ
たいへん興味深い死生観。いつか余命を実感したとき、自分はどれだけ平常心でいられるだろう。何よりもまず、著者のように87歳を迎えることはできるのか。運命に抗わず、身体の声に従う。元気なときにそうあろうと考えていても、いざ死が目前に迫ったら、どうなるかわからない。それでもそのとき、前向きに受け止めることができたらいいなと思う。地元に横尾忠則現代美術館があるので、時間を作って一度足を運びたい。