【感想・ネタバレ】物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術のレビュー

あらすじ

「やりたいこと」なんて見つけるな!
物語の主人公のようにキャリアを考える方法


【物語思考の5ステップ】
1.自分を制限している頭の枷を取る
2.なりたいキャラクター像を設定する
3.そのキャラを実際に動かす
4.そのキャラが活きる環境を作る
5.そのキャラで「物語を転がす」

人生とは、あなたという主人公が、なりたい自分になるための成長物語。


ほんとに実行する人がいたら、ほんとにうまくいくと思う。
糸井重里

人生の”過程”の楽しみ方を知らないで損をしている人へ。
ひろゆき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あなたの行動を左右するのは過去のあなたではなく未来にどうなりたいかという思考のみ。

なりたい自分を考えてからキャラを設定する。

そして なりたいキャラが必要な行動を変えて実践していくと 実際に自分はそういう性格になっていく。

一番初めに考えるべきは話し方。 そのキャラならどのように言うか?

なりたいキャラ が決まったらそのキャラが1日の中での行動でどのような動きをするかを考えて シミュレーションする。

キャラの求めることから キャラの原型を作る

自分が書いたなりたい 状態にたどり着きそうな人ってどんな感じなんだろうと考えて
自分のキャラクターを決める。

まずはなりたい 状態を眺めながら ざっくりと イメージし
それを体現している 実在の人物を想像する。



性格ではなく自分の行動を変えてみればいい 行動を変えることで自分というキャラを変えることができる。

具体的には バーチャルな環境でおじさんが美少女のキャラクターとして存在してそれを演じていると

現実世界でも女の子らしいものが好きになったり女性らしく扱われないことに不満を感じたりするようになる。

著者自身は全然頭が良くなかったけど早稲田大学の政治経済学部に行きたいと思った

そこでやったのは自分は早稲田の大学生だと思い込むことにして
色々な 予備校の合格体験記 を 読みまくり 志望校に受かった人たちが どんな勉強してどんな生活を送ってきたのか っていうのを読み込んだ。

そして次は自分で 合格体験記 を何度も書いてみた。
受かったように 詳細にこういう勉強してこういう生活してテストの時はこうしたら受かった的なのを書いた。
そのまま 合格体験記として使えるレベルの内容を書いた。

さらに自分で大学受験生用のコミュニティサイトを作ってそこで 早稲田大学生だけど質問ある?みたいに質問を受けて 答えまくっていた。

そうすると みんな自分のことを 早稲田大学生だと思って色々質問してくるから、自分はこうやったとこたえてた。

さらに 早稲田まで行って 校内を我が物顔で歩いたりしていた。
すると今度は脳が本当に自分が 早稲田大学生だと思ったみたいで、もし受験に失敗したら 大学生という身分が剥奪されるような そんな気持ちになった。

人間は得られることよりも 失われることのが恐怖を感じるから 、すでに自分は早稲田大学生の感じがしているので、早稲田でいられなくなるかもしれない
という状況が気持ち悪くなって勉強するようになった。

というわけで コンフォートゾーンを上げるには 理想を現実だと思い込んでしまうくらい 解像度を上げるというのが大事。

想像できないものは人間なかなか成し遂げられないから是非とも参考にしてみてください、とのことです。


最初に自分がなりたいキャラを設定し そのキャラがやりそうなことを実行するとそのキャラになれる。

例えば 健康のために禁酒しようと思った人が成功しやすいコツとして
飲酒しないというのがあります

つまり 自分は禁酒してると思うより自分はお酒を飲まない人なんだと思う方がいいんです

お酒を飲まない人だと自分で認識してると飲み会の席とかでも

あ 私はお酒が飲めないです
と言って断りそうだし コンビニのお酒コーナーを眺めたりすることも一切なくなるわけです

自分のことをお酒を飲まない人だと思ってるだけで行動が変わるし 行動が変わることによって結果も変わる

禁酒していると思ってると 今日くらいはいいかなとか頑張ったんだしそろそろ禁酒 やめるかとなったりしちゃう
またすぐに健康になるわけではないので どうせ 飲んでも飲まなくても変わらないんだったら飲んじゃうとかになりやすい

結果を決めてからプロセスを変えようとすると、結果が出ない時 プロセス自体も捨ててしまうことが起きる。

つまり決めるべきは自分のキャラクターであって、その上で プロセスが決まっている。
すぐに結果が出なくてもプロセスが止まることはない。

大事なのは 良いプロセスを維持し続けること。

この話にはかなり 共感した。
私自身は自分のことを 健康志向で痩せているし 野菜や果物を好んで少食だと認識している。
だから実家に帰った時に両親が甘いおやつを食べていても「私はそういうもの 絶対食べないよ」と言って食べない。

つまり私は健康的な食をしている人間だと思い込んでるからそういう選択をしてるんだなと思った。

理想の自分 やこうしたいというものがある時に自分が努力するという状態はダメなパターン なぜならそれだと 川の流れに逆らって ボートを漕いでるみたいな状態になる

そうではなくて周りを自分の理想の状態の人たちにしまくるだけで 連鎖反応が起こり、いつの間にか自分も行動しちゃう。

ということで行動しろという ビジネス書を読んで頑張って行動するよりも、
その前にどういう人物として自分が扱われるのか?どういう環境だとそうなるのか?ということを考えてそういう場所に飛び込んだ方がいいと思う。

ここでいう環境とは周りにどんな人がいるか という意味。
要するに 周りにいる人を変えようということ。

これを物語 思考 っぽく 言い換えると自分の物語に出てくる登場人物を変えるだけで自分は(主人公)のキャラも変わるし物語も大きく変わるということ。

著者は新卒で入った リクルートでこんな経験をした。
リクルート 入社時に上司に何年くらいいるの って聞かれて3年 頑張ると言ったらすごい びっくりされて心配された。
なぜならば リクルートは短期間で独立起業する文化があるからだ。

そういう感じだったから 著者はリクルート 在籍中にも会社を作ったし その後に起業した本人としては起業したかったわけでもないし 社長とかリーダーになるタイプではないという自覚があるけれど ある意味では周りの常識になんとなく合わせただけで起業しちゃった。

起業したら周りが起業家や投資家ばかりなので それが当たり前になります。そうすると行動も起業家っぽくなるわけです。

今では自分自身がすごく 企業家っぽい振る舞いをしているという自覚があるけれど
これは自身の性質でも正確でもなく流されやすく 影響されやすく 人と違うことをする勇気がない 著者 自身が周りの影響を受けただけ。

つまり 自分の物語の登場人物を変えるだけで自分を変えることができる。
それが一番楽で効果が高い方法だと思う。
自分の内面や意識、覚悟をどうこうするより そういう環境にいった方が楽なのです。

環境において大切なのは応援してくれる人を増やすということ。
人は 応援されないと なかなか 頑張り続けられません。

前提として応援してくれる人を探そうとすると親しい人や近くにいる人に応援してもらうとするのですが
これこれよりも自分は全く知らない新しい人と出会ってその人に応援してもらうことが重要。

そのための方法として SNS で自分とあう人を探すことがやりやすい。

SNS でのファンの増やし方
情報発信を3つに分ける
1情報
みんなが知らなかった新しいもの
内容 そのものに価値があり 誰が言ってるかなどはあまり関係がないもの。

情報発信はここに力を入れる
みんなが知りたくて みんなが知らないもの

フォロワー1万人くらいまでは ここを頑張る。
次に2を展開していきフォロワー10万人くらいから3を入れていくと良い。

2意見
何かの事象について自分の意見を述べる

みんなが知りたくて みんなが知っているもの
実は ここがポイント

最新の情報、違う言語でしか ネット上にない 情報、現場感のある情報 具体的には 足を使って得たもの、複雑性が高いもの わかりやすく解説。

とにかく自分にあった自分が発信できる さらにインターネット上にあまりない 有益な情報を積極的に発信していくと良い。

大事なのはどういう投稿したか という企画やアイディア より
どういう投稿がいいのかという仮説を立ててそれを実行した後にデータを見ながら
何が良かったのかのチェックをすること。

自分でツイート投稿のカテゴリを作って スプレッドシートなどで管理をする
それをやり続けて 精度を上げていくと それは自分のうちに行くになっていく。

3日記
自分の日常の共有

xの細かい テクニック

1いいねをしよう
自分に言及してくれた人にはいいねをしまくりましょう。

2批判は無視

3人の批判はしない


小説や漫画などの物語では主人公がいろいろな挑戦をして失敗したり成功したりしながら成長していくのが王道です

それと同じように物語的に自分の人生を客観視してみて 読者目線で面白いと思えるように生きていくというやり方がおすすめです

自分を客観視して物語だったらどうなると盛り上がるかを考えるのが有効
そうすると人生で挑戦する回数が増えてチャンスが増えていきます

これを 著者は物語を転がすと表現している

人生における名場面の設定方法
1定性的なものにする
2わくわくする形で書く
3自分が記憶しやすくスラスラ言えるものにする


キャラクターを設定すること、そのキャラになりきることよりも、そのキャラが生きる 物語として捉えるのが重要。
だから 本書のタイトルもキャラクター思考ではなく物語思考としてある。


自分の過去 やってきたことからこれからの人生を考えるのではなく
なりたい 未来像を考えてそこから逆算して自分が今やることを考える方が良い


0
2024年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

①自分を制限している頭の枷を取る
②なりたいキャラクター像を設定
③そのキャラを実際に動かす
④そのキャラが活きる環境を作る
⑤そのキャラで物語を転がす

マニュアル通りやればうまくいく

大体みんながやらない理由
①人の目が気になる
②将来不安 稼げるの
③現状維持系

周りからの扱われ方が変わる
自分の行動が変わる→自分の性格が変わる


 まったく同じDNAを持った人でも、おそらく時代や国によってまわりからの扱われ方が変わる。それで行動が変わり、そして性格も変わるわけです。  そう考えると、だいたいの個人の性格の違いなどは誤差みたいなもので、ほとんどは状況や環境によって生み出されているもの、と考えるほうが合理的です。  たとえば、明治維新の立役者たちは「あの時代の、あの瞬間、あの場所に、たまたますごい人たちが集まった」というより「歴史の流れの中で、その役割の人が必要だった」みたいな感じなのだと思います。  江戸時代の長い歴史の中で、優秀な人たちが、たまたまピンポイントであの瞬間に、同じ場所に出てくるはずはないですよね。


決断と判断


リスクはとる、取らないではなく
リスクは管理するしないの問題

物語を転がす時は失敗した方が面白い

点ではなく、線で考える


0
2024年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

◯学んだこと
・自分の尊敬するキャラを選び、意識することで行動を変える

◯明日からの行動で意識すること
・ジャーナリングを行う
・自分のなりたい状態をゼロペースで考える
・なりたいキャラを見つける
・そのキャラだとどういった行動するかを意識して日々生活する

◯メモ
頭のカセを外して自分のなりたい状態を見つける

10年後になりたい状態を100個書く
抽象度をコントロールして理想に近づける
→なんでそうなりたいんだっけの理由を考えてみる
解像度を上げていく
→じゃあどうしたらその状態になるんだっけを考える
コンフォートゾーンの基準を上げる
伏線をたくさん張り巡らさせる
→たくさん張っておけばどれかが回収されたりはする

キャラ付けをし、良いプロセスを維持し続けることが重要

なりたいキャラだとどう
行動するかを考える

周りからの扱われ方が変わる→自分の行動が変わる→自分の性格が変わる

自分を変えるならまず環境を変えようというのは、要は周りにいる人を変えようということ
1なりたいキャラがいそうな場所を探す
2その場所にうまく入り込むきっかけをつくる
3その中の一員になる
→目指している人のコミュニティには行かない

繋がりたい人のお客さんになり認知してもらう
相手より有利になるためにはどこを狙うといいかから逆算をする
尊敬する人にメールで相談をするふりをする
アイデアをあっためない

0
2025年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なりたい人の真似をしてみろという本は沢山あるけれど、それに特化した本は今までなかった気がする。
どうしてそうなりたいのか、この人ならこんな時どうするのか、なりたい人を分析し、日々意識する回数を増やしていきたい。

また、印象的なのが一貫性よりゴールをコロコロと変えてもいいというメッセージが刺さりました。

0
2025年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気になっていたけんすうさん。
読んでよかったー!!

”「過去からの積み重ね」よりも「未来になっていたい状態」のほうが現在の行動に影響を与える。”と言われて、過去から積み重ね人間としては、はうぅっ!となりました。
もちろん過去が繋がって今なんだけど。

わたしは過去を振り返って分析したり反省したりすることが得意で、未来を自由に描くことがとても苦手。なので振り返って満足しちゃうことが多い。
この本を読んで、10年後になっておきたいbeの状態を書き出したんだけど、想像より筆が進まなかった。
想像できないことは叶わないと思うから、寝る前にこれからたのしい未来を想像しまくるようにする。
あと、これは私もとっても同意なのだけど、この本の本質でもある、自分のなりたい人になりきって(=好きなキャラクター)自分の物語を進める、という考え。
自分とは何かって考えるよりも、なりたいキャラクターを考えて、そのキャラが行動しそうな行動をなぞっていく。

この本を読んでから、実はわたしも真似しようと頑張っているキャラクターがあるけど笑、思ったよりキャラクターを意識しないと、自分先行になってて落ち込んでる。
でも、なりきり作戦は楽しいからおすすめです。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自己啓発系の書籍を最近読み始めました。世の中にはいろんな考え方があって面白いなと今更ながら思いました。少しでも自分の糧になることがあれば良いなと。

✍️ブクマのメモ 
過去の自分を振り返って自己分析したりやりたいことを見つけるのではなく、未来のなりたい自分に向かってキャラクター設定して行動する。自分の物語を生きること。

判断と決断を区別して、決断はなるべく早くする。決断をしない状態でいることが1番悪い決断。

量は質を凌駕する。アイディアを温め続けるのは意味がなくてどれだけ行動に移せるか。初心者はいきなり良い結果出せない。完璧を求めず、大量のアイディアの中から使えそうなものを拾う。

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2024年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

行動することの重要性 本書の主張は「行動せよ」に集約されています。

著者の背景 けんすう氏(古川健介氏)はx.com(旧Twitter)で知られる著名な人物で、「アル」と呼ばれるクリエイター向けサービスを作り上げた方です。

ゲーム世代の視点 けんすう氏のアプローチには「キャラを立てる」「物語を転がす」といったゲーム世代ならではの視点が色濃く反映されています。自身がかつて行動できなかった理由として、現実世界のルールを理解していなかったことを挙げています。

現実攻略ゲームとしての本書 本書は、けんすう氏が見出した現実攻略ゲームの攻略本とも言える内容です。「思えば叶う」といった引き寄せの法則に触れ、彼が学んだルールを共有しています。もしかすると、これが本書を執筆する動機だったのかもしれません。

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2024年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生で目指すべきは「自分が幸せな状態であること」。自分の理想どおりに人生を過ごすためには、いっそ一つの物語を作るように考えたほうがいい。自分を主人公にして「物語を進めるように」人生を送ること。これが「物語思考」。自分を客観視しやすい状態にしておいたほうが、本質的な対策を打ちやすい。

この本で伝えたいのは「思考の組み立て方を少し変えるだけで、人生が生きやすくなるし、幸せな状態に移行することができる」 ということ。けんすうさん自身が、勉強はまったくできなかったのに、予備校で合格の点を取るハウツーを学んだら点が伸びた。社会人になってからもノウハウ本を読み、ハウツーをおこなう会社まで立ち上げた。

けんすうさんは、ネット界で活躍するおとなしめだけどすごい人、というイメージがあった。本を読み、イメージどおりだったけれど、心の中に確固とした思いがあると感じた。例えば、2チャンネルのひろゆきさんと仲良くなったり、ほぼ日の糸井重里さんに会いたいと考えて思考をめぐらせて会ったり、Web上に早稲田大学に入りたい人のコミュニティサイトを作り、自分が早稲田学生のようにふるまうだなんて、普通の人にはできないと思う。

やってみること
①100リストを書いてみる
②1日15分ノートに書いてみる。本当にこの時間をとるのがどれだけ大変かと思う。
③物語として考え、名場面を考える

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2024年08月04日

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