あらすじ
望まない妊娠をした金沢アサは、お腹が大きくなるにつれて「産む」ことに向き合うようになった。
はじめての出産に、外出をためらうほど神経質になるアサ。
一方で夫・哲也は、夫婦でお出かけもできない現状に不満を感じていた。
アサは哲也との“出産に対する温度差”にモヤつきを感じていながらも、気にしないように振舞っている。
そんなある日夫婦で通院している産婦人科で、哲也と接点がありそうな女に遭遇する。
明らかに動揺する哲也を目撃したアサは、なぜか胸騒ぎがして……!?
※この作品は『ダークネスな女たち』Vol.81~86に収録されています。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
妊娠の解像度が低くて残念
テーマはすごく面白いし夫婦関係のバランスも興味深いし繊細な表現や台詞回しも絶妙。展開が気になるし、とても楽しく読んでる漫画。でも進むにつれ妊娠出産の解像度が低くて、そこはこのテーマならもっとリアリティ追求してほしかった。初期って流産の確率高いのに、アサみたいな現実的で慎重な女性がベビーカーまで購入する?しかも見たとこB型っぽいし。前巻の検索履歴も、妊娠初期の女性の検索履歴としていまいちピンとこない、、作者は妊娠経験ないの?ないならないでもちょっと取材してほしい。軽い吐き気みたいなつわりの描写だけって、適当すぎ。吐き気あるといつどこで吐くか分からないから外出も怖くなる。妊娠分かったと同時に船酔いみたいな状態で頭働くなって自分の体なのにぜんぜん思うようにならなくて、それがいつ終わるともしれなくて、望んだ妊娠じゃないなら相当追い詰められるはず。つわりはもちろん人それぞれだけど、軽い吐き気だけで料理も普通にできてあちこち外出して冷静に産む産まないを悩んで色んな人に相談して、ていうのはなんだかなぁ。緒方さんの奥さんの描写もサラッとしすぎで響かない。陣痛に耐えてる女性があんな普通にベッドに座ってる?こういうテーマの漫画だからこそ、誇張する必要はないけど、一般的な妊娠出産の苦しみはちゃんと調べてリアルに描いてほしかった。