あらすじ
「美しき我が国を汚す者は、何人たりとも許さない」
社会現象ともなったTBSドラマの原作台本をオリジナル小説化!
乃木憂助は、野崎たち公安を利用しながら
日本を最終標的にしているというテロ組織『テント』を追っていた。
その途中で、『テント』の指導者が誰なのか、その正体に気づいてしまう。
葛藤を抱えたまま、『別班』はついに標準を定めた。
それぞれの正義が交差し、事態は思わぬ結末を迎える。
最後に選ぶのは──。
「ようやく……罪を償う時が来た」
【特別収録】
福澤克雄監督、『VIVANT』を語る。
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Posted by ブクログ
面白かった!ドラマでは分からなかった心情が少しだけ分かったりした。最後の監督のインタビューで、続きもありそうな話をしてたのですごく楽しみ。堺雅人にハマりそう。
Posted by ブクログ
「敵を欺くには、まず味方から」これが諜報の要と言っていいくらい、二重三重にトリックを仕掛けていくのが本物のやり方らしい。
誰にとって誰が真の敵かつ味方なのかを見極めるのも難しい。海外のスパイ小説ではごちゃごちゃになって分かりずらかったシステムが久々に理解できた上で読めて面白かった。
薫と明美の人物像だが、女性の描き方としてもろステレオタイプの「常に笑顔・優しい・涙脆い・身体弱い・我慢強い」という、男性側の理想を詰め込んだシンプルすぎる描写でしかない点が若干納得いかないが(笑)、怒涛の野郎の世界の物語なのでまあ仕方ない。
続きがありそうな終わり方だな〜と思っていたら、あるんですね。とにかくスピード感があって、もたつきや中弛みがなく、伏線回収がキビキビしていてスッキリするノベライズでした。ドラマ視聴有無関係なく小説としてもおすすめ!